こんな方にオススメの記事
2020年7月23日より、GARMINのサーバーがメンテナンスのためダウンしています。
考えすぎかもしれませんが、GARMINのサーバーダウンは今後のランニングライフを考える事態にまで発展してきそうです。
いや、考えておくにこしたことはありません。
GARMIN CONNECTにログインできなくなった
日本時間で7/23木曜日の昼頃からGARMINのサーバーがダウンし、ログインできない状態が続いています。
GARMIN CONNECTに限らず、GARMIN EXPRESSやCONNECT IQ、GARMIN SPORTSなどGARMINにまつわるサービスが利用できません。
その影響はコールセンターやメール送受信業務、航空機データベースにまで及んでいる模様。
しかも、当初は25日に復旧予定だったにもかかわらず、27日までに延期とアナウンスされたので、これは大事(おおごと)だと思い、筆をとったのであります。
GARMINからの進捗報告・FAQ【随時更新】
2020/7/26 時点
7/26時点でGARMIN公式から進捗状況のアナウンスとFAQに対するコメントが発表されました。
ひとまず、過去のアクティビティや決済等に関する個人情報は攻撃されていないとのことですが、完全復旧まで安心はできませんね。
↓ ↓ ↓
2020/7/27 時点
一部「LIMITED」にはなっていますが、PC版サイトへの接続や過去の記録が消去されていないことが確認できています。
スマホアプリ側もエラー表示は出ていますが、デバイス(ウォッチ)とアクティビティの連携は問題なく再開できている状況です。
ありがとう、ガーミン!
- マイワークアウトの機器(ウォッチ等)への連携
- サードパーティ製API(他社製アプリ)によるワークアウト送信
- ウェルネス(健康管理データ)などの連携遅延
とのことです。
WHYよりWHAT
なぜ使えなくなったのかは我々の推し測るところではありません。
そこはガーミンが全社総出で原因究明を急いでいるところでしょう。
われわれの役割は、この事態を嘆くのではなく
- ひとまずどうするか
- これからどうするか
(1)ワークアウトの代替報告
ひとまずどうするか。いちばん臨場感に欠けるのが、SNSで報告するときでした。
何か代替手段はないか?
GARMINっぽさを味わう
ランニングの結果をGARMIN CONNECTのダッシュボード画面と一緒にSNS投稿をされている方も多いとおもいます。
かくいう私もそうです。
そんな方向けにダッシュボード用の背景画像を用意しました(本家に怒られたら消しますw)
画像編集アプリで数字を入れて使ってください。
使用例
おはようございます!
— あおやまゆうき🌵非接触型ランナー (@you_key69) 2020年7月24日
🏃10.6K #HISワールドチャレンジ
・ジョグ(E+30')
・WS x3(38_36_36)
目的は
①昨日の疲労抜き
②フォームチェック
③新しいコース探索
でした😌
天気は良くありませんが、気持ちだけは上向きに過ごしましょう! pic.twitter.com/S4kApHacjx
GARMIN以外のアプリ連動
続いて、暫定的にでもGARMIN以外のアプリでワークアウトを表示する方法をご紹介します。
但し、PC(またはMac)をお持ちの方限定の方法となりますので、悪しからず。
- PCを用意する
- GARMINウォッチとPCをチャージング(充電)ケーブルでUSB接続する
- PCからウォッチに保存されたGARMIN > ACTIVITY > 更新日時で対象のFITファイルを特定
後述しますが、このFITファイル※が大事です。
※FITファイル…GARMIN社が独自に開発したアクティビティの結果(位置情報・高度・速度等)が記録されたファイル規格
STRAVAを使う
たとえば、アクティビティ記録アプリとして有名なSTRAVAを例にします。
手順は以下のとおり。
- PCからSTRAVAにログイン
- メニュー右上の「アクティビティをアップロード」
- 左の「ファイル」タブをクリック
- ACTIVITYフォルダのFITファイルを指定
- ワークアウト名などを入力して右下の「保存&表示」を押下
たとえば、スマホアプリからはこんな感じに投稿できるようになります。
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— あおやまゆうき🌵非接触型ランナー (@you_key69) 2020年7月24日
GARMINの記録をSTRAVAで表示する方法
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①充電ケーブルでウォッチとPCを接続
②PCからSTRAVAにログイン
③FITファイルをインポート
④ACTIVITYフォルダのFITファイルを選択
これで下記のようなワークアウト結果を表示することができます。
気休めかもしれませんが、PCをお持ちの方はどうぞ😌 pic.twitter.com/6GUOwrKDEu
Reliveを使う
- PCからReliveにログイン
- メニュー右上の「アクティビティのインポート」
- ACTIVITYフォルダのFITファイルを指定
STRAVAとほぼ同じ流れですね。
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— あおやまゆうき🌵非接触型ランナー (@you_key69) 2020年7月24日
GARMINの記録をReliveに連携する方法
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これには2つあって、
①ReliveのPCサイトにFITファイルをインポートする
または
②スマホ側にFITファイルをコピーして、アプリからインポートする
のいずれかで同期できます。
もうお分かりですね。FITファイルがインポートできれば良いってことです😌 pic.twitter.com/UHAExjZIQi
しかし、Reliveでは逆にスマホ側にFITファイルを保存しておけば、スマホアプリからインポートすることもできます。
GPSXeeを使う
PCならFITファイルをそのまま可視化してくれるソフトもあります。
たとえば、GPSXee。
PCで使うならこれがいちばん早いかも。
- 公式サイトからダウンロード
- インストールしてFile > Open
- FITファイルを指定
その他
ここまで試してみると、ひとつ分かることがあります。
要するに
たとえば、「SUUNTO」やアンダーアーマーの「MapMyFitness」にだって同じことができます。
これを機に他のランニングアプリを試してみてもいいかもしれませんね。
FITファイルの開き方【上級者向け】
※ちょっとマニアックなので、読み飛ばしていただいても構いません (。-人-。)
単純にFITファイルを開こうとするとバイナリ化(16進数化)されていて読めません。
なので、解析ソフトをかませて、XML化することで、メモ帳やExcelで参照できるようになります。
たとえば、「GPSBabel」というソフト。
- インポートにFITファイルを指定
- エクスポートにGarmin *.tcxを指定
- 生成されたTCXの拡張子をXMLに変換
- メモ帳やExcelで開く
(2) 今後のリスク分散
つづいて、これからどうするかも考えねばなりません。
最悪の事態を考えて、ひとまずバックアップ体制をととのえます。
バックアップ
ウォッチ内にはFITファイルが残っています。
保管されるファイル数はファイルサイズにもよるそうですが、私の場合は、約2ヶ月前までの記録が70件ほど残っていました。
念のため、コピーして保存しておくといいかもしれません。
複数アプリと同期
今回、日頃からSTRAVAやTATTA等、いろんなサービスにバックアップとっていた人は強い。
最悪、GARMINから過去データが消失したとしても、それらのサービスから再度TCXやGPXファイルとして出力すれば、他でも使えるので。
- TCX ラップタイム、走行距離や消費カロリーのデータ
- GPX ルートやポイント等の地理データ
私はたまたまInstagram用にReliveと自動同期をしていたのでGPXは無事でした。
ですが、最悪TCXは戻ってこないかもしれませんね。
それでも!
Twitterやブログでも練習記録を残しておくだけでも振り返りには役立ちます。
これからは、たとえば
- メインはGARMIN
- サブにSTRAVA
など、一つのサービスだけに頼るのではなく、バックアップ用のサービスに自動連携しておいた方がいいかもしれません。
きっとこれからも起きる
今回はGARMINでしたが、これから色んな局面でこういうことはきっと起きます。
色んな記録をクラウドに保存している以上、常にリスクと背中合わせ。
Twitterやブログだっていつ消えるかわかりません。
さすがにブログが消えたら泣くかな…^^;
でも、不死鳥の如く蘇るんだろうな笑
とにかく!
やれることは自己責任で最大限の対策をうち、起きてしまったことは嘆かないような気構えを養っておきましょう。
“there's no use crying over spilt milk.”
最後は、大切な話で締めます。
最後に
今回の件を受けてSNS上ではいろんな反応が飛び交っています。
- 困る!早く直して!と嘆く人
- ガーミンを労い、復旧を祈る人
- 手描きでガーミンのダッシュボードを描く人
- 記録が消えても構わない。記録は塗り替えるものだからと、達観している人
あなたはどんな立場でしたか?
ここでどんな反応するかは、今後の人生を左右すると云っても過言ではないと思っています。
ランニングに限らず。
これからの人生で悩まないために、最後に私が大事にしている言葉を紹介して終わります。
大事なのは自分で変えられるものを変えていける強さと、変えられないものを受け入れる強かさを身につけておくこと
10年以上前に読んだ本に書いてあったことなので、すみません、引用元を覚えていないのですが。
このブログのことは忘れていただいて構いませんが、 どうかこの言葉を頭の片隅にしまっておいてください。
きっとこれからのランニングライフも引き続き楽しめるはずです!
共に駆け抜けよう。