こんな方にオススメの記事
さすがに需要ないですかね?
…と思いつつも、モリモリ書いてしまうのでありました。
花と花を結ぶセット練
「花と花を結ぶセット練」を語るには、まず「花ラン」についてご説明せねばなりません。
もう何度も聞き飽きた!という方は、すみません、読み飛ばしてくださいf^^;
花ラン
「花ラン」をご存知でしょうか?
ご存知ないのも無理はありません。私が勝手に作ったのですから。
でも、たぶんご想像のとおりです。
花を拝むために遠方へ走りにいき、
- 季節を感じながら
- 知の欲求を満たしつつ
- 結果的にトレーニングにつなげる
もしかしたら皆さんも自然に花ランされているかもしれませんね。
2日連続、花ランする
さらにそれをセット練に組み込むのが、「花と花を結ぶセット練」です。
セット練とは
花ランをセット練に組み込むとは、つまり「2日連続、花ランすること」です。
セット練のついでに季節の花を拝むことで、見頃の時期に集中的に訪れることができるというメリットが生まれるのです。
▼詳しくはこちらの記事をご覧ください
蓮と睡蓮を結ぶセット練
そんな「花と花を結ぶセット練」で今回白羽の矢が立ったのは「蓮(ハス)」です。
連日、蓮を愛でながら練習してきました。
1日目 スイレン
- 内容 5km × 3本(T→M→E)
- 花 スイレン(睡蓮)
- 場所 杭瀬川スポーツ公園
トレーニング内容
あわよくば10kmTTと臨みましたが、ランニングに「あわよくば」はありません。
5kmを手前に急激に苦しくなり失速。
給水のためにリタイアしました。
農道コースの脇に、高速道路の高架下にベースを張れるエリアを発見し、水分補給。
仕切り直しで、もう1回ペースを落として5km走。
さらにもう1回休憩をはさみ、ダウンジョグがてら、5km。
杭瀬川スポーツ公園のスイレン
甘ったれた私を叱ってもらいに、杭瀬川スポーツ公園を訪れたのでありました。
蓮といいつつ、蓮違いな「睡蓮」でしたが。
モネの池も妬いてしまうくらい、美しいスイレンでした。
2日目 ハナハス
- 内容 Eペース14km + 閾値走5km
- 花 ハナハス(花蓮)
- 場所 ふづきの池
トレーニング内容
信号や交差点を通過する12km地点まではEペースジョグ。
ラスト広めの堤防に入ったタイミングでTペースに上げます。
朝、豪雨だったので諦めて、夕方雨がやみ涼しくなった時間帯に出走。
たまに夕ランしますが、午後の夕食前ってめちゃくちゃ元気なんですよね。
調子よく走ってしまい、後にツケが回りがちなので、 上がりそうなペースを抑えながら走ります。
そのツケが回ってきたのか、EペースからTペースに一気に上げたからか、普段はしれる閾値走もかなり息が上がってしまいました。
楽しみながら走れたけど、なかなか手強いメニューです。
コース内容
今回のハナハスランは国道を1本またぐため、ふだん走りにいかない方面でした。
なので、おかげで新しい道が開拓できました。
Simple Hydrationにアクエリアスを補充し、5kmごとに給水。
給水中ついでに、メモ的に写真を撮って走りました。
結構、市内は走り尽くしてると思っていましたが、まだまだ知らない道が眠っているものですね。
嬉しかったので久々にRelive。
ふづきの池のハナハス
往路の5km地点に大垣市武道館があり、その向かいにあるふづきの池で毎年ハナハスが拝めます。
しかし、後で知りましたがハナハスって午後は花びらが閉じてしまうんですね。
毎年、朝イチで訪問していたので気づきませんでした。
何とか開いてるハナハスをとらえ、写真におさめました。
睡蓮と蓮
ここからはランニングにまったく関係ありません。
私の知的好奇心を満たすためだけに、睡蓮と蓮の相違点・共通点をしらべてみたので、もしご興味あればご覧ください。
睡蓮と蓮の違い
睡蓮と蓮は同じ「蓮」の字を使いますが、似て非なる花。
睡蓮 | 蓮 | |
---|---|---|
科名 | スイレン科 | ハス科 |
英名 | Water lilly | Lotus |
花の咲く位置 | 水面 | 水面より上 |
葉の位置 | 水面のみ | 水面と水面より高い位置 |
葉の切れ込み | あり | 無 |
葉の撥水性 | 無 | あり |
睡蓮と蓮の共通点
しかし、共に「蓮」というだけあって共通する部分もいくつかあります。
- 水の底の土や泥に根を張ることで生育
- 見頃が7月頃(睡蓮のほうがやや早い)
- 午後(夕刻)には花が閉じる
そう、夕方には花が閉じてしまうのは盲点でした。
スイレンやハナハスには朝ランがいいですね。
あっぷりへんしょん ~蓮は泥より出でて泥に染まらず~
マラソンは泥臭いトレーニングの連続です。
そんな中、自分を信じて腐らずに根を張り、上へ上へ花を咲かせようとする。
その様は、まさに蓮の生き様そのものじゃないでしょうか。
そんな泥臭いトレーニングの合間に花を添えてくれる花々には感謝です。
仏教では、泥水の中から清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされます。
われわれランナーも、蓮のようにストイックに鍛練し、美しく咲き誇りたいものです。
(うまいこと締めくくってみたつもり)