こんな方にオススメの記事
本記事は後編です。
▼前編を未読の方は、まずはコチラをご覧ください
Insta360 GOでこんな映像が録れます。
(編集はInsta360 GOアプリで実施)
前回の続きから。
撮影方法
撮影方法も至ってシンプル。
ボタンが1つしかないので、操作は簡単。
撮影用の付属品もたくさん付いていますが、ランニング動画撮影に使うのは1つ。
編集だって、テンプレートに当てはめていくだけ。
少し解説します。
操作方法
動画の撮影開始は、裏側のボタンを押すだけ。
デフォルトだと
- 電源OFF時
- 1回 動画撮影
- 電源ON時 ※1
- 1回 静止画
- 2回 タイムラプス ※2
- 3回 スローモーション
※1 ボタン長押しで電源ON
※2 タイムラプスは定点観測向きなので、タイムラプスを設定変更でハイパーラプスにします
個人的に8割は動画撮影、2割はそれ以外(主にハイパーラプス)という感じで使っています。
付属品
Insta360 GOにはいろんな撮影方法か実現できるように、付属品が豊富に同梱されています。
ただ、ランニングでは1つのアダプターだけで3通りの撮影方法が実現できます。
この「簡易クリップ」だけで。
撮影方法
この簡易クリップに付けた状態で、3つの設置方法で撮影しています。
- ランニングキャップに留める
- 地面に直置きする
- 直接手に持つ
ホントは三脚用のアダプターをつけたりすればもっと撮影のバリエーションが増えるとおもいます。
が、走りに行くのが本来の目的なので、あまり装備は増やしたくないんですよね。
ということで、クリップのみに留めています。
あと、本体がマグネットになっているので標識ポールやガードレールにつけることもできます。
もし良い位置にあればご利用ください。
編集方法
AI自動編集
Insta360 GOには「AI自動編集機能」があります。
撮影したクリップを数枚自動的に選定し、モーションやBGMを自動設定してストーリーを作ってくれるようです。
「ようです」というのも、この機能はiOSにのみサポートされた機能で(2020年1月現在)、当方Androidユーザにつき検証できていません。
Androidにも近いうちに対応予定とのことですが、実装されれば編集がよりインスタントになりそうですね。
テンプレート
自動編集機能がなくても、テンプレートがあるので最初はそれでも十分だとおもいます。
予め決められた枠に動画を埋め込んでいくだけ。
ランニング用のテンプレートはないので、「ライディング」で代用しましょう。
Insta360 GOの手軽さが体感できるとおもいます。
マイストーリー
雰囲気がつかめたら、オリジナル動画に挑戦しましょう。
オリジナルといっても凝った編集は不要です。
- トリミング
- モーション
- BGM
あたりを編集して動画をつなげていくだけ。
UIが分かりやすいので、ビギナーでも簡単。特別なスキルも要りませんね。
ランニング動画を作ってみた
そうやってできたのが、冒頭の動画です。
なかなかいい感じでしょ?笑
こんなのがスキルゼロでできるんです。
作るのが楽しいので、別の動画も載っけときます。
おすすめの設定
ことランニング動画の撮影にかけては、短いスパンで撮るのがいいとおもっています。
Insta360 GOをスマホに繋ぎ、アプリのカメラ設定から設定を変更しておきましょう。
通常動画 15秒
通常動画はMAX60秒まで録れますが、15秒でも十分です。
理由は下記のとおり。
- 変化が少ないので長く撮る必要はない
- スマホへの転送時間が短縮できる
- バッテリーや容量が節約できる
最終的には人に見てもらうことになります。
人によっては60秒を見せられるのもツラいかもしれないので、ニーズに合った長さで撮りましょう。
個人的には60秒を1本より、4箇所で撮った15秒をつないで見れたほうがメリハリがついて面白いので、15秒に設定しています。
ハイパーラプス 5分
どんどん場所を移動していくという映像ならハイパーラプスが合っています。
なので、まずカメラ設定からタイムラプスをハイパーラプスに変更しましょう。
通常動画と違いスピード感が出て、疾走している演出ができて面白いです。
ただ、通常動画と一緒で、堤防などあまり風景が変わらないところを延々と流されるのは苦痛です。
かといって交通量が多い場所はキョロキョロしてしまい、視点がブレるので観てるほうも酔います。
なので、ハイパーラプスにしても5分くらいの連続撮影にして、スパイス的に入れるのがオススメです。
ちなみに、5分の撮影でハイパーラプスにすると45秒くらいになりました。
ハイパーラプスでは最大30分の連続撮影ができますが、容量やバッテリーを食いまくります。
そういう意味でも、短いハイパーラプスを数回に分けてハイライト的に撮るというのがいいですね。
注意点
小さい筐体だし、ボタンが1つしかないゆえに注意点がいくつかあります。
録画チェックがすぐできない
ディスプレイがないので
- 撮ったはずの動画が撮れていない
- レンズに水滴や汚れが付いている
ということに気づけなかったりします。
不安なシーンは念のため何回か撮影しておくといいでしょう。
手袋で操作しづらい
これはこの時期特有の注意点ですが、手袋をしていると指先の感覚が鈍ります。
一応、撮影開始したときに本体がバイブして教えてくれるのですが、それすら感づけないこともあります。
ボタンを押したつもりが押せてなかったりするので、不安なら撮影中の白色ライトが点滅しているか本体を覗いて確認しましょう。
さらに、長時間走ってると手がかじかんで感覚がさらに麻痺してくるので要注意ですね。
充電とスマホ転送
撮影が完了したらすぐに充電器にセットして、充電をしましょう。
小さいのでバッテリーに限りがあります。
また、同じく容量も少ないのですぐにスマホに接続し、データを転送しましょう。
すぐにやっておかないと、いざ撮影に行こうというときに使い物にならなくなってしまいます。
あと、これはカメラ慣れしてないランナーへの注意ですが、動画ファイルはスマホ本体に保存されるので、容量を著しく使用します。
本体からSDへのファイル転送を定期的にしないと、Insta360 GO からスマホの転送にさえ失敗します。
私はマイクロSDを買い足したほどです。ストレージのメンテにも気をつかいましょう。
編集はコンパクトに
動画撮影は楽しいので、ついたくさん撮ってしまい、ついつい動画編集も長くなりがちです。
しかし、最終的にいつも見る人たちのことを思い浮かべましょう。
自己満で作るのもいいですが、そのために長い動画を見せられるほうは苦痛です。
30秒くらいの動画なら見せたい側の主張と見る側のストレスのバランスがとれるかなとおもっており、長くても1分におさめたいです。
クオリティが上がってきて「ずっと見ていたい」「もっと見たい」と云われるようになったら長めにしてみるくらいで良いとおもいます。
まずは、コンパクトな作品をたくさん世に送り出して撮影&編集スキルを磨くこと。
ちなみに、コンパクトな動画のほうが書き出し時間も短いですよ(30秒の尺で書き出しに5分。60秒動画なら10分ほど)。
多くのレビュワーが云う欠点はランナーには無関係
かなりトンガった製品なので、心配なことも多々あり、数々のレビュー記事や動画を漁りました。
やはり賛否もありました。
けど、実際に使ってみて
冒頭で申し上げたとおり、レビューしている人たちはカメラ好きの方々ばかりでカメラの知識が豊富です。
高性能なカメラを引き合いに出したり、他の アクションカムやGoProと比べたりして、性能が劣るだの「mini-USBのアーキテクチャが…」とか「fpsが…」云々
いやいや、戦う土俵が違いますから。
まず、ランナーは手軽に走ってる様を撮れることだけで新鮮なのです。そして、楽しいんです。
自分はなんの目的で撮りたいのか、自分自身に問いかけてみてから検討いただくと良いと思います。
あっぷりへんしょん ~2020年は5G元年~
日本では2020年の東京五輪に向けて5Gの商用化を目指してきました。
5Gにより高速で大容量の通信が可能になるので、動画ファイルのやり取りは飛躍的にスピードアップするでしょう。
そうすれば今皆さんがブログを書く感覚でYouTubeに投稿する時代がやってきます。
せっかく国をあげてインフラを整えるのに、使わないのはもったいないです。
(わが村にまで行き届くには今年じゃ間に合わないでしょうが…)
ということで、動画編集スキルを身につけるためにも、まずは手軽にInsta360 GOからはじめてみてはいかがでしょうか?というご提案でした。
何より、またひとつランニングに新しい楽しみができますよ。