【こんな方にオススメ】
- 星空を眺めるのが好き
- とくに冬の星空はよかった
- なんで冬はあんなにキレイなんだろう?
- 一方で春になると急に見づらくなる
- 春も星空を楽しみたいが、どうすればいい?
皆さんはピンクムーン見ましたか?
今日の明け方は快晴だったので、満月がものすごくちかくに見えました。
感動的でしたね。
わたしはピンクムーンの撮影を試みましたが、スキルがなさすぎて断念しました。
▲残念すぎる写真
あかるい月は星とはまた勝手がちがうようにで、要研究ですね。
──というように、あいかわらず星空撮影をほそぼそとつづけているわけですが。
どうも春になってから撮りづらいなァとおもうことがふえました。
そこで、そのワケと解決策を考えてみました。
どうぞ!
春が悪いというより冬がすごすぎる
春に星が見にくい理由は、逆に冬に星がよく見えた理由をかんがえると分かりやすいです。
- 一等星が圧倒的に多い
- 日が短いため、星空を観察できる時間が長い
- 湿度が低いため、空気が澄んでいて視界を妨げる物質が少ない
冬は星を観察するのに格好な季節であることがわかります。
一方で、春は──
- 冬の星空に比べて相対的に一等星が少ない
- 日が長くなりじっくり見る時間が減る
- 空気がよどみ、空が曇りがち
- 夜遅い時間帯はまだ寒い
というように、冬に星がよく見えた反動で、春はとばっちりを受けていることに気づきます。
一等星が少ない
春は物理的に一等星の数がすくないことが体感としてもわかります。
地球から見える一等星(全20個)のうち、
- 冬 7つ
- 春 3つ
- 夏 4つ
- 秋 1つ
あるようです。
(『はじめてのほしぞらえほん』より)
- 作者: 渡部潤一,斎藤紀男,てづかあけみ
- 出版社/メーカー: パイインターナショナル
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: 大型本
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やっぱり冬がダントツですね。
冬は大三角形やダイヤモンドと呼ばれる一等星がよく目立ちました。
たとえ、星座にくわしくなくても明るい星がたくさん見えたはずです。
一方、春になると北斗七星くらいじゃないですか?すぐに判別できるのは。
わたしは勉強してようやく、しし座やおとめ座がわかるようになったくらいです。
冬の星が目立ちすぎたせいで、春の星がちょっとわき役になってしまってる気がします。
日が長くなる
冬は帰路に自転車を止めて天を仰ぐことが多かったです。
18時にもなれば南の空にシリウスがまぶしく輝いていました。
よく見える日は帰宅後に子どもを連れ出し、近所で星空観察をしたものですが、今この時間帯は空が明るく見に行くきっかけがありません。
考えてみれば当たり前ですが、春分をこえると日が長くなり18時台でもまだ明るいですからね。
おなじく冬は夜も長く、朝6時でも明けの明星(金星)がよく見えたりして、一日の半分は星が楽しめたことになります。
春は単純にそのチャンスがすくなくなってしまいます。
朝も4時にはもう空が白んでますもんね。
空気が濁りがち
冬は空気が澄んでいてくっきり星空が見えました。
春になると空が霞んでくるようになり、撮影したくてもくもっていて断念することが増えた気がします。
これにはれっきとした根拠があり、
・日照時間が長くなる
・気温が上がってくる
・水蒸気が増える
・湿度が上がる
・上昇気流が生まれやすくなる
・空気中の塵が舞う
・湿度が高いので、滞留しやすい
・結果、たくさんの物質が長い時間視界を遮る
という、あらがえない自然の摂理があるので、やむをえません。
季節のうつろいを嘆くことはありません。
むしろ歓迎すべきです。
われわれ人間はその中でもどうにか楽しむことができないかを考えなければいいんです。
じゃあ、どうすればいいか?
解決策
考えていた矢先に朗報がはいってきたのです。
▼大垣市スイトピアセンターHPのスクリーンショット
イベントに参加しよう
天体観測イベントに参加してみるのはどうでしょうか?
たとえば大垣市だと「市民天体教室」というイベントが開催されています。
・日時 4月27日(土) 午後7時~8時30分
・場所 スイトピアセンターコスモドーム
・内容 20センチメートル大型屈折望遠鏡で春の星空を観測する
・定員 30人(先着順)
・申込 4月22日の午前9時から大垣市文化事業団HPまたは同事業団(TEL 84-2000)へ
来週月曜日に受付開始なので、応募してみようとおもいます!
夏は最悪なのか?
春の星を考えていたら夏についても気になってしまいました。
冬と真逆である夏はどうなんでしょうか?
湿気が多いし、夜も短い。
すなわち星空観察には不向きのような気がします。
夜、外出しやすい
ただ、春とちがうのは夜に外に出やすいことです。
春はまだ寒いですが、夏は涼しくなってきます。
そのタイミングで空気のキレイな山奥にでも出かければ満天の星空がながめられるかも?
そうそう、以前しらべておいた近隣の星空スポットなんかがいいですね。
天の川
そうだ、夏は天の川もあるし!
一等星は多くないけど、星の密度が濃いんですね。
天の川って、地球が属している天の川銀河の中心のほうが真夏にみえるから密度が濃くみえるって知ってました?
え?なにいってんの?というかたは、説明がつたなくてすみません。
ググってみてください。
いずれにせよ、夏はまた星空撮影がたのしめそうです。
そういう意味で、春はちょっとガマンの時期かもしれませんね。
あっぷりへんしょん ~春は春の楽しみかたを~
朝練のために早寝早起き生活をしていると、ちょうど春の夜空を見逃してしまいます。
ただ、早朝ならピンクムーンのようなイベントを楽しめたりします。
“モノは考えかた次第”なので、ポジティブに生活したいですね。
今日も最期までご高覧いただき、ありがとうございました!