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ランニングに効くおすすめの本【新書】を3冊、紹介します!


皆さん、本読んでますか?

今やなんでもWebで収集できちゃいますが、やっぱり圧倒的にささるメディアは本です。


とくに新書は1冊あたり数百円ですし、数十分あればエッセンスをくみとれるので、コスパタイパも高い。

今回は私がジョギングをはじめてからフルマラソンのサブ3.5に至るまでに読んだ新書の中から役に立った本を3冊紹介したいとおもいます!


ランナー向けのおすすめ新書3選

本記事で紹介する本(新書)は以下の3つです。

  • 仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング
  • マラソンは毎日走っても完走できない
  • 毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる

一冊ずつ紹介していきましょう。

(1)ジョギング導入期

スロージョギングの博士、田中宏暁氏による『仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング』。

こんな人に向いてる本

  • 体重や体調も気になるし、運動習慣つけたい
  • かと言って、走るのはニガテだしマラソンも嫌い
  • ウォーキングくらいならしてもいいかな

上記のようにガチで走りたくないけど、ゆる~く始めてみてもいいかなという方にオススメです。


あと、故障明けのランナーさんでもOKですね。

現に私ももう一回読み返しました ^^;

学べる内容

  • 笑顔で鼻歌が歌えるペースで
  • 1回15分、週に3回、3週間続けてみよう
  • 歩幅は小さく、脚は蹴り出さない
  • 準備運動は不要。クールダウンは軽めのストレッチを
  • 脳に効くかは知らんが、間違いなく人生変わる

ジョギングではなく、あくまでスロージョギングに特化していることがポイントです。

一念発起していきなり走ってしまうと失敗してしまいがちです。


そうならないよう、ゆっくり走ることを継続し、あわよくばジョギングへ──という野心を刺激してくれました。

私の場合

この本にめぐりあっていなければ、今わたしは走ってなかったと断言できます。

ウォーキング(という名の散歩)に飽きそうだった私に新しいステージを提案してくれた本です。


仕事に効いたかは…個人差があるとおもいますが、それ以上に尊いライフワークをプレゼントしてもらえてたとおもってます。

著者に感謝!

(2)ハーフマラソン~マラソン完走目標

あのQちゃんこと高橋尚子選手のコーチとして有名な小出監督による著書。

マラソンは毎日走っても完走できない

帯にかかれた「マラソンの練習が分かってないから30kmあたりで歩いてしまう人が多いんだね」でいきなり小出節が炸裂しています。

こんな人に向いてる本

  • ハーフマラソンのタイムを伸ばしたい
  • マラソンにチャレンジしてみたい
  • 目標は完走~サブ4

ジョギングからマラソン完走を目指す人に向いています。

スロージョギングで走れる距離がのびてきて、ハーフマラソンなら参加してみてもいいかな?とかんがえる頃に読むといい本です。

学べる内容

  • シューズやウェア、ソックスの選び方を指南
  • インターバル走、レペティション、ビルドアップ走、ペース走のやり方を解説
  • レースに向けた具体的な練習メニューを提案
  • 大会当日・前後の食事や過ごし方を紹介

シューズやフォームの知識を添えつつ、トレーニングのバリエーションやレース当日までの具体的なメニューが掲載されています。

私の場合

レース当日の持ち物まで書かれているので、私はレース前日も読みかえしていました。

また、フルマラソン挑戦前に再読することで、より理解が深められるとおもいます。

(3)フルマラソン完走後→サブ4~サブ3.5

毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる

こんな人に向いてる本

  • ハーフマラソンをもっと速く走れるようになりたい
  • フルマラソンにむけて怪我なくトレーニングしたい

というランナーに向いてる本です。

学べる内容

  • 距離信仰による故障と負荷低下の問題を指摘
  • 3大要素「VO2Max」「無酸素性代謝閾値」「ランニングエコノミー」を改めて解説
  • 自転車を活用したクロストレーニングで怪我なく3要素を高める方法を紹介
  • その他、SIT、ファルトレク、テーパリング等の補完トレーニングを解説

本編では自転車をとりいれたクロストレーニングを推していますが、個人的にはそれよりも“効率よくはしるためのメカニズム”を科学的に解説してくれていることに好感がもてる本でした。


たとえば、

  • 最大酸素摂取量
  • 無酸素性代謝閾値
  • ランニングエコノミー
についてです。


この「科学的側面」と「クロストレーニング」の2つのトピックが1冊につまっているので、本としてのアピールポイントがあいまいになってしまっているのが惜しいところです。


が、逆に2つのトピックがつまったお得な本!とかんがえることもできます。

ガムシャラに練習してもタイムや距離がのびない方はぜひ一度手にとってみてください。

私の場合

私がサブ3.5を仕留めるきっかけになった本。

ランニングの3大要素が学べたし、クロストレーニングやSIT、ファルトレク等、ランニングの練習は一つじゃないということを知れました。


やっぱり「知識は強さ」です。

おかげで飽き性の私でも、8年くらい走り続けられているのだと思います。

あっぷりへんしょん ~やっぱり本!たくさん読書をしよう!~

本は本当におもしろいです。

面白いがゆえに、あやうく知のシャワーをあびて満足しそうになります。


しかし読書はあくまでも手段であって、目的ではありません

最終的にアウトプットできてナンボなので。


ビジネス書で得たノウハウを成果に直結させるには時間がかかりますが、ランニングの知識は実践しやすく、比較的成果が出しやすいです。

かぎられた時間のなかでも、ぜひ本を読んで時間をコントロールする側にまわりましょう。


最期までご高覧いただき、ありがとうございました!