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“すぐやる”ためにたくさん“先延ばし”しよう!4つのリスクを回避するための3つのコツ

 


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本棚にあった、“すぐやる系”の本をぜんぶ捨てました。


手元にあると、“すぐできない人”のレッテルを貼られているようで気持ち悪かったのもありますが、すぐできる人になりたいという気持ちが前ほど強くなくなってきたからというのが大きな理由です。


決してあきらめたワケじゃありません。


逆です。


"すぐできるようになってきたから"です。


なぜすぐできるようになったか。


それにはすぐやらなかったことによる失敗の経験があったからです。

 

 

すぐやれば良かった…4つのリスク

ここからは僭越ながら、私の実体験から学んだ、先延ばしにしたことによるリスクについて4つ挙げさせていただきます。

 

1. 思い出すことに時間がかかるリスク

設計して仕様を決めて、あとは着手するのみっていうときに進めておかないと、なんでこういう設計になってるんだっけ?という状態におちいります。


時間がたつと目的や詳細を忘れてしまうゆえに、思い出したり当時の資料を見返したり探したりしてパワーが倍かかってしまいます。


より良い発想を模索するためにあえて寝かしているならまだしも、そうじゃないならすぐに取り掛かったほうが賢明です。


“鉄は熱いうちに打て”ですからね。

 

 

2. 直前でゴールできなくなるリスク

スグ終わるし後でやればいいっしょ、と後回しにしていて、締め切りギリギリに始めたが、いざ始めてみると独力じゃ解決できないことに気づく。


これ、取引先にしかできない作業じゃんとか銀行で手続きしなきゃダメじゃんとか。


お盆休みで誰も力になってくれない。


これあるあるだと思うんですよね。


スグ終わるやつは納期を待たず、スグ終わらせちゃいましょう。

 

3. 罪悪感・ストレスに苛まれるリスク

先延ばしにしてる間に感じる罪悪感ってイヤじゃないですか?


周りからアレどうなった?って聞かれるのもストレスですし。


まして第三者からの依頼だったりするとその人にもストレスを感じさせてることになります。


すぐやれば、そんなプレッシャーからいち早く逃れられます。


逆に先延ばしにしてもプレッシャーがないことって実際にやらなくていいことなのかもしれません。


そういうのは早々にタスクリストから削除してしまいましょう。

 

4. 遅れるリスク

最悪なのが、これ。


やるべきときまでに終わらなかったとき。


いろんな人に迷惑かけるし、謝らないといけない。


仕事だったら報告書や始末書モンです。


とにかく、遅れてしまったときのリカバリーや報告のほうが面倒です。


自分以外の人の時間やお金まで犠牲にしてしまうことを考えると、怖くて早くやらなきゃって気持ちのほうが先行します。

 

 

すぐやれるようになった…3つの心がけ

そんな失敗を経て、ぼくが前より“すぐできる”ように心がけてきたことを3つの記載します。

 

1. 目的を知る

すぐやらないときってやる目的を分かってなかった気がします。

 

なぜやるのか分からないから、やらなかったときの影響ってのも正確に把握できていなかったんですよね。

 

「いや、それ今やらないと、周りが次の工程に入れないから」

 

今では、先延ばししていた頃の自分にツッコミたくなることはたくさんあります。

 

2. 矢面に立つ

少なからず遅れちゃってもいいやっていう気持ちがあったと思います。


いざとなったら上司が責任とってくれる、親や先生に甘えればいいって考えがあったんじゃないでしょうか。


一方で、自分が矢面にたつようになったことで、責任感が芽生えるようになりました。
遅れたら自分が頭を下げなきゃいけません。
気まずいですよ。


そうなると、いかに遅延が恐ろしく迷惑なことか、身に沁みてわかります。

 

3. 交渉する

すぐやれないのはイエスマンの特徴だったりします。


何でもかんでもやろうとするから結局何も進まない。


何からやれば…と思考停止してるときにまたやるべきことが追加される。


思考停止してるからイエスといってまた引き受けちゃう、悪循環。


優先順位づけして断る根拠をしめしたり、全部やるんじゃなくて段階分けして完成させていく、みたいに交渉できるようになってから、すぐやれるようになった気がします。


時間にも心にもリソースが必要なんです。

 

 

あっぷりへんしょん ~現実は本よりも強し~


本は現実には体験できないことを、仮想体験をさせてくれたり、指標を与えてくれたりする良い媒体です。


でも”すぐやる”・”先延ばしにする”は別に仮想体験する必要はありません。


現実で体験することができます。


実体験のインパクトは強烈です。

 

いくら本を読んでもやっぱり実体験には及びません。

 

「すぐやっておけば良かった」という失敗を一度しておくと、だんだん「すぐやらなきゃ」が勝ってきます。


これについては、本を読むより実際に失敗を経験したほうが、結果的に良い成果をもたらしてくれるとおもいます。

 

なので、“すぐやる本”はどんどん捨てて、たくさん先延ばしにして失敗を重ねましょう。


"Failure teaches success."ですからね。