行くまえは期待に胸をふくらませ、いざ着いたらこんなものかとガッカリする ──
ランニングをしていると、こういうこと、よくある。
景観遺産めぐりなんかでは、そんなことしょっちゅうあった。
今回、湧き水ジョギングでもそんなスポットに出くわしたので紹介したい。
どうぞ。
#23 俵町薬木広場
その湧き水は自宅からちょうど5kmほどにあった。
▲片道5kmの距離だと、往復で1時間程度で帰ってこれるのでちょうどいいです
かつて江戸の時代に、飯沼慾斎(いいぬまよくさい)という薬草にくわしい学者が大垣にすんでいたという縁で整備された公園らしい。
そこにたたずんでいたのが、この井戸だ ──
?!
湧いてないじゃないか。
前日の雨水がたまってにごっているだけじゃないか。
どうもおかしいとおもった。
湧き水マップに「自噴」のアイコンがついていなかったのである。
自噴じゃないから恣意的に噴水を止められると、こういうことになってしまうのだろう。
自噴マークがついていない湧き水(そもそも湧き水と呼ぶべきなのか?)をめぐるときは要注意である。
ちなみにその薬木広場に井戸がおかれた理由は不明であった。
(了)