成功するためにエンスージアズム(熱意)が必要なのはわかった。
でも、それだけでは足りないという。
成果に結びつけるためには「マスターマインド」の力を借りなければならないやようだ。
■マスターマインドとは
知識を集めることや、またそれによって行動を起こしていこうとするには、とても一人だけの努力では困難だということがわかる。しかし、もしその計画が具体的かつ明確であって、そのうえ、ある程度以上の規模を持つものなら、必ず人々が集まってきて協力してくれるものである。
たしかにひとりでやれることには限界がある。
あなたは別の人(複数でも)との間に調和を感じるときがある。そのときというのは、心と心の波長がぴったり合ったときだ。そして、そこに計り知れない貴重な価値が生まれるのだ。
マスターマインドというのは、このような二人以上の、何らかの願望や目標を持った人間の集まりのことであり、また、それらの人々の間で行き交う、波長の合った思考のバイブレーションのことである。
どうやらマスターマインドというのは、同じ志をもった波長のあう仲間のことらしい。
なんとなく洗脳っぽい響きがしたけどちがうのか。
でも、単なる仲良しグループともちがう。
先の
もしその計画が具体的かつ明確であって、そのうえ、ある程度以上の規模を持つものなら
という条件がある。
エンスージアズムのときもそうだったが、あくまで「具体的な計画」「明確な目的」が前提にある。
それがないと、波はおこせないし、仲間もあつまってこないということだろう。
■マスターマインドの作りかた
僕にはまだ早いかもしれないが、『思考は現実化する』には、マスターマインドの作りかたと維持のしかたも載っているので、参考までにしるしておきたい。
(1)気心の知れた人と協調グループをつくる
まず二、三人の気心の知れた人に声をかける。そしてこの計画に参加してもらう。
(2)討論クラブになってはいけない
政治、宗教など、議論を呼びそうな微妙な話題を、このグループのミーティングには含めないこと。
(3)話の内容は部外秘にすること
されを承知していれば、メンバーは自由に話ができる
(4)グループは成長する
新メンバーの受け入れは全員一致の原則で決める
(5)仮入会の期間を設ける
新入りメンバーは一ヶ月ないし適当な期間は仮の入会とする。新入りメンバーが、他のメンバーと調和がとれるかどうかを見守る必要がある
(6)議長を参加メンバーの回り持ちにする
各メンバーは、交互に議長を務めること。議長は、メンバー全員が話し合いに参加しているか、などに気を配る。
また、あらかじめ決めてある制限時間内に納まるように計らう。
コミュニケーション能力が高くなくても、目標さえ高ければ、まわりがついてきてくれるんじゃないか、と信じて熱意を高めたいものである。

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