あっぷりノート

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旅、ギア、サプリ、マインド、トレーニング ── “走る”は創れる

ジョギングで季節の花を詣でる ~明星輪寺のヒガンバナ~

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先週、運動会の披露により延期にした明星輪寺へのジョギング。

この頃のヒガンバナの開花状況をみていると今しかないようにおもう。

これはもう雨だろうと行くしかない。

小雨のなか走りにでた。

 

※ 10/2の記録を今さらながら投稿しています

 

 

■金生山の麓からが本番

明星輪寺(みょうしょうりんじ)があるのは、大垣市は赤坂、金生山の山頂付近。


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赤坂へは行きなれたもので、45分くらいでついた。

しかし、ここから山登りである。

ふもとに子安神社があった。


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ので、もちろんお参りする。

安産の神様のようだが、ぼくは無事登山からかえってこれるよう祈願する。

そして結果的にかなったので、ここで御礼しておこう。

ありがとうごさいます、子安さん。

 


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さて、神社の右手にみえるのが心臓やぶりの坂だ。

じつはこれはジャブ程度にすぎないのだが、そんなことは知るよしもなく、のぼる。

ここからは斜面なので、走るのではなく歩く。

ジョギングではなく、ウォーキングである。

少しのぼると「こくぞう」の看板が。


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こくぞう?

なんだろう。

まあいいか。

考えてわかるものではあるまい。

そしてまた少しのぼると、金生山神社がある。


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坂道による疲労もあり、本来ならスルーしてしまうところだが、「金弊社」の文言につられ

鳥居をくぐる。


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本編からそれるので詳細は割愛するが、

 
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▲めずらしい白亜の御堂でした。

そして金生山神社をこえると、化石館が。


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坂道の要所要所にネタをはさんでくるなァ、と感心してたところで、収穫が。

 
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▲こくぞう = 明星輪寺 だった

なんと、ぼくは「こくぞう」を目指していたのか。

そうなると「こくぞう」の由来まで気になってくる。

まだまだ心臓やぶりの坂はつづくが、ますます明星輪寺にいかねばならない使命感に駆られた。

途中、大垣市を一望できるスポットがある。


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だいぶ登ってきた。

けど、ここからがさらに急斜面。


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▲霧がたちこめていて、ラスボスに挑む雰囲気になってきた

まだまだあるなァ。

位置関係的には「次元のはざま」でいうところの、ネクロフォビアあたりだろうか。

ていうか、なんだこれ。

ジョギングでもなけりゃウォーキングでもない。

もはや、ハイキングじゃねえか。

金生山は標高たった217mなので、べつに登山する人たちからすればなんてことはない高さだとおもう。

でもジョギングついでにきた人間からすれば、なんでこんなに登らなきゃならないんだという高さなのだ。しかもこんな急斜面を。

まあ、山からすれば「ついでに来て登るんじゃねえよ」と罵りたいところだろうが。

そうやって不満をたらしながらのぼること10分程度だろうか、もうすぐ山頂かと思われるところに分岐点が。


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▲そろそろ入口か?

と思わせといて、

 


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まだまだ道はつづく。

なんだ、ぜんぜん着かねえじゃねぇか。

 

こくぞう。

 

まじ、屁ェこくぞう

 

 

おっといかん、

ぼくの中の邪悪な部分が顔出しかけた。

すまぬ、こくぞう。

── と反省していると…

 
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見えてきた!

そして同時に「こくぞう」が何であるかも、明らかに。

 
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▲「虚空蔵大菩薩」のことらしい

 

その虚空蔵大菩薩がなんであるかはあらためて調べるとして、境内をめざそう。

目的はヒガンバナだ。

 

立派な山門をくぐり、
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またまた立派な手水舎でお清めする。


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▲じつは本日4度目のお清め。清めすぎて逆に不安になる。

 
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広い境内。


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本堂もご立派。

ついさっきまで毒づきそうだったのが嘘のように、落ちつきをとりもどし、むしろ癒されていくのを肌でかんじる。

これはマイナスイオンのせいなのか、虚空蔵さんの御陰なのか。

やっぱ好きだわ、こういう空間。

こんなに立派なのに景観遺産じゃないのが、不思議なくらい ──

と境内をすすんでいくと、見なれた標榜が。

あれ、まさか?!


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景観遺産だった。

なので改めまして…

 

 

 

■#23 ジョギングで景観遺産を詣でる ~明星輪寺の境内地とそこからの眺望~

なんと景観遺産だったのだ。

そりゃそうだとおもう。

他の寺社とはオーラもちがうし、メンテナンスも行き届いてる。

そりゃ認定されるわけだ。

ただ、「境内地」はわかった。

では「そこからの展望」は?

というと…


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霧でぜんぜんみえない。

景観遺産あるあるである。

ただ、景観遺産としらなかったので、なんの予備知識もないままに訪れてしまった。

なので、由緒とか見所とか帰ってからあらためて調べてみた。

http://www.city.ogaki.lg.jp/0000019578.html

 

 赤坂の虚空蔵さんで有名な本尊は日本三大虚空蔵の一つ宵虚空蔵で知られ、

 

へぇ。

 

うす暗い本堂の中には岩窟深く虚空蔵菩薩が祀られています。

 

えっ。

本堂に虚空蔵さん、いたの?

観てない…

これも景観遺産あるあるである。

あらかじめ知識をいれすぎるとつまらなくなってしまう。ワクワクが損なわれるから。

だから帰って調べてはじめて知る。

そんなことがよくある。

もう一つ衝撃的だったのは、道中にでてきた金生山神社について。

じつは「かなぶじんじゃ」と読むのが正しいらしい。

てっきり「きんしょうざん」神社と読むものだと。

なんで神社だけ「かなぶ」…?

あれ、もしや?

と思ってさらに調べてみると、山のほうも正式名称は「かなぶやま」で、「きんしょうざん」は通称らしい!

がーん

あいかわらず景観遺産ジョギングは学びが多いのである。

 

 

■明星輪寺のヒガンバナを愛でる

さて、景観遺産に興奮して当初の目的、ヒガンバナのことをわすれていた。

愛でようではないか。

ん?

探しださなければならないくらい、見あたらないことはないはずだが…

なんかこの感覚、前にも味わったことがある気がする ──

そう、ぜんぜん咲いてないのだ。


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というか枯れてるのだ。


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つまり時期をのがしていたのだ。


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やはり先週末(9/25)がピークだったか ──

ヒガンバナの生態をよく知らないが、麓のほうがヒガンバナはよく咲き乱れていた。


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八王子神社にて撮影

 

 

 

■あっぷりへんしょん ~本番前に本コースを試走してみたい~

今回は登山があったとはいえ、18km程度で
日曜のパパが使い物にならなくなってしまった。

 
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夏の間、長距離ランニングをさぼってたのが仇になったか。

ハーフマラソン、本当に大丈夫か。

まだ20km超を走ったことがないので、本番前におおがきマラソンの正規ルートをためしに走ってみたい。