だから時期をずらしておとずれていた季節の花スポットも、時間帯をずらしておとずれてみたらどうか。
それを検証するためにツツジが47,000本植わっているという噂の浅中公園をめざした。
今回はまちがいないだろう。
ということで、ひとっ走りしてきた。
■杭瀬川の南下ルート
くわしくは後述するが、目的地を紹介する前に、写真と撮影場所を浅中公園までのルートをまずご案内したい。
▲杭瀬川沿いを南下していくルート
景観遺産は北方面ばかりだったので、南下することはめったにない。
方角かぎらず、いつもはじめて走るルートはワクワクしていい。
県道226号をこえるのも初。
▲この先(西方面)は養老町です
226号をこえたあたりで、途中でいい感じの神社にめぐりあう。
▲白山神社
大回りして堤防をおりないとたどりつけなさそうだったので、今回は泣く泣くあきらめることにする。
▼川沿いの堤防は一旦、名神高速にぶつかるところでとだえる
なので、そこで堤防をおりる。
さらに南下したい場合は、高速をくぐってあらためて堤防にあがればいいが、今回の目的地はもうすぐそこ。
養老鉄道を東にわたれば、目的地は目の前なのである。
■浅中公園
江西川にかかるつり橋がシンボル。
▲多目的広場と吊り橋
アスピックブリッジというらしい。
景観遺産じゃないけど、景観である。
西側には公園もあり、うちの子たちもたまに足をはこぶ。
アスピックブリッジをわたると東側に陸上競技場がある。
競技場のまわりはランニングコースになっていて、
春の甘い香りを鼻いっぱいに吸いこみながら走れる。
途中、ストーンサークル的なオブジェもしつらえてあり、
▲“FANTASY”という作品らしいです
さすが、ランナーを飽きさせないつくりになっている。
2012年のぎふ清流国体会場だったということもあり、全体的に整備がいき届いているようにみえた。
そうそう、最寄りの駅までの道もキレイに舗装しなおされていて、国体じゃさぞいろんなアスリートたちが往き来したんだろう。
こりゃきっと駅も立派にリニューアルされたに違いない、と期待してみたが…
▲大外羽駅
見事にノータッチ。
まあ、確かに電車が1時間1、2本しかこない駅に投資がペイできるとはおもえない。
ただしい判断だったんだろう ──
え?
そういうのいいから、ツツジを見せろって?
そりゃそうですよね、今回のテーマですもんね。
では、お見せしましょう…
じゃん!
ん?
もっと近づいたほうがいいかな?
枯れてる?!
これ、牡丹園の二の舞じゃないか ──
■あっぷりへんしょん ~ミッション失敗もネタにできれば儲けもの~
どうやら季節の花とぼくのジョギングはあまりご縁に恵まれていないらしい。
今回も拝むことができなかった。
やはり四季に左右されない神社や史跡なんかが合ってるのかもしれない。
なんとも不甲斐ないことだけれども。
でも今回のジョギングで、杭瀬川を最南端までくだったらどうだろうなんて気になったし、逆に杭瀬川の源泉をたどるというツアーもおもしろそうである。
そう、いつもお世話になっている杭瀬川の巡礼の旅だ。
走っていく中で、目標がみつかれば ── というのは、こういうことだったのか。
今回の目標だった「人ごみをさけて花見をする」というのは、そもそもふだんから人の入りを調べてなかったし、結局花もみれずじまいだったので、見事にミッション失敗である。
という内容の薄さをカバーするために、写真と撮影場所をリンクさせて、別なところにパワーをそそいでみたが、いかがだっただろうか。