二分咲きの桜を。
■場所がわからないほうがワクワクする
もうそろそろ桜が咲きはじめる頃だ。
「桜」そのものが景観遺産に指定されているものは、この時期まで温めておいた。
なので、万を持しての桜!ということになる。
「桜」が景観遺産で比較的ちかそうなのが、第55号「曽根川の桜」である。
ただ、片道6km強なので10km超は必至である。
久々の10km超えは不安もあったが、もちろん楽しみのほうが大きい。
その証拠にまたしても4時起きである。
そして前回と同じく、これ!という明確なポイントがない、ざっくりとした桜地帯という景観遺産のため、何となくこの辺かなという感覚でおとずれることになる。
ただその感覚が冒険心をかき立ててくれるのだ。
例によって下調べもほどほどにして、出かけることにした。
■#55 曽根川の桜
地理的に曽根川は新規川の上流にあるはずである。
よってまずは新規川沿いの堤防からスタートすることにする。
▼新規川をひたすら北上します
先日ソフトピアジャパンエリアを巡った帰りにみつけた堤防である。
川沿いに新たなる公園を発見。
▲のちに大垣東公園ということを知りました
あい変わらずジョギングすれば何かに当たる。
おもしろい。
途中、JRに遮られたので北側に回りこむと ──
新規川がいつのまにか「曽根排水路」にかわっていた。
曽根川と判断してよいのだろうか。
そして、景観遺産はどこなんだろうか。
公式ページに記載されていた「林町7丁目付近」で立ち止まる。
▲咲いたら「景観」だとおもわれる場所でいちおう撮影しておきました
堤防でつくしを摘んでいるおかあさまに聞いてみた。
── この川って何ていう川ですか?
「んー、何でしょうねえ。橋桁に書いてあると思いますけど
── そうなんですよね、でも「川」って書いてなくて、「排水路」みたいなんですよね
「そうですか。もっと北の方にいかれると大きな橋があるので、書いてあるかもしれませんよ
── 北の方ですか。この辺は桜ですよね。景観遺産ってこの辺ですか?
「そうなんですかねえ、でも北の方の堤防からみる桜はとってもキレイですよ
── そうですか。ありがとうございます。また桜の咲く頃に行ってみます
「この辺の方じゃないんですか?
── ええ、南のほうから来まして
「そうですか、お気をつけて
── ありがとうございました、失礼します!
結局、正しかったのか、よくわからなかった。
とにかく「北の方」推しの一点張りだったが、北の方に何があるかは、実はぼくも知っていた。
そこはそこで、別の景観遺産なのである。
(ちなみにわが家では今週末そこへ花見に行くことになっている)
いずれにせよ、今その「北の方」へ行ったとしても、二分咲きであることには変わりはない。
よって今回はここで引きかえすことにした。
「桜」が景観遺産なのに咲いていないと意味がない。
出なおそう。
クスノキみたく、「サクラノキ」が景観遺産だったら任務達成だったんだけどね。
■あっぷりへんしょん ~追加される課題、クリアされる課題~
13kmほど走ったが、当初気がかりだった体力面での支障はほとんどなかった。
強いていうなら「ちょっとお腹すいてきたな…」というくらい。
それよりも途中スマホがフリーズしたりRunKeeperで距離の測定ができてなかったりと機材トラブルにしどろもどろになったりした。
が、景観遺産をしかと見届けられなかったのがいちばんの問題である。
来週ご見頃だろうか。
ぜひともリベンジしたい。
課題ばかりをあげてしまったが、しっかり解消された課題もある。
というのも、とうとうサングラスとランニングポーチを手にいれたのだ!
それについてはまた後日、報告させていただきます。