Excelアートの可能性を模索していたところ、(良い意味で)収拾がつかなくなりはじめたので進捗状況を報告したい。
報告することで、多少なりとも考えがまとまるのでないか、という効果を期待してのことである。
悪しからず。
■ドット絵からアニメーションへ
まず最初に思いついたのがドット絵。
セルを細かく方眼状にすれば、ドットを打つためのグリッドになるんじゃないか、という発想。
▲2年前に曲づくりの一環で描いたカエル的なキャラをモデルに採用する
ただ、色が至極乗せにくい。全面的に塗りたいのに、一個いっこのセルの背景色をコピーしなければならないからだ。
あと、Office2002の制約だと思うが、背景色に選べる色が限られてる。
浅はかな発想のせいで、いささか創造力が蝕まれる。
しかし、描画用のソフトじゃないのでその辺はしょうがない。
ここまではペイントに軍配が上がるだろう。
構わぬ。Excelアートの使い道はこんなとこではない。
続いて、書いたドット絵をコピーして、ちょっと動きをつける。
そして、シートを分解してGIFアニメ化。
これも、まあ、想定の範囲内だろう。
■アニメーションをプログラミングする
GIFアニメだけならExcelである必要はない。(いや、これからやることもExcelである必要はないんだが…)
ペイントじゃできないことをやってみたい。
プログラミングである。
プログラミングとは云っても、そんな大それたコトじゃない。
標準のマクロみたいなものだ。
VBAでちょっと書いてやる。
スタートボタンをクリックしたときに…
「0.3秒待ってシートを切り替えていく」「それを10回繰り返す」
と。
そうすれば、キャラが動くはずだ。(1つのシートでセルの背景色を動的に変えてもいい。ファミコンみたいに。)
せっかくなので、BGMを鳴らすようにもしてみた。
わざわざ、ショートバージョンの「Chip of "P"」を編曲してまで。
▼その結果がこれだ
もはややることすべてに理由を求めてはいけないレベルに達しつつある。
■あっぷりへんしょん ~Excelアートはアートに留まらない~
「そんなのMovieMakerでやればいいじゃないか」というのはタブーである。
それを云っちゃあ、おしまいだからだ。
コレクターに対して「あんたが死んだら全部ただのゴミよ」というくらい禁句である。
むしろ成果主義(のまやかし)が謳われる時代に、プロセスをぞんぶんに楽しめるその度量を称えてほしい。
まだまだ改造だってできる。
分岐を作っていけば、RPGにだってなり得る。
アートの域から脱して、エンターテイメント界に旋風を巻き起こすかもしれない。