こう、くだらないことも真面目に考えていると、色々気づかされることがあります ──
先日のレゴ記事に寄せていただいたNつさんからのコメントで、レゴの可能性について考えさせられた。
・レゴを何かに見立てて遊ぶ
・そのものを買うと増えるし
実にエコロジカルな発想!
サスティナブルなエコが明示的なCSRのもとに取り組まれる、というのは世間体もよろしい。
そういうの、ぼく、大好物である。
だから、いま手元に無いものをレゴで創ってみたい。ミッションとしてね。
くだらなくなんかはない。これは世間への小さなお世話なのだ。
■自分が欲しいものをレゴで創ってみる
たとえば、今ほしいものはなんだろうか。
── スマホスタンドがほしい
だったら創ってみよう。レゴで。
ブロックが6つあれば創れる。
ほら。
こんなふうに。
むかし、スマホの下に差し込むブロック調のスピーカーがあった。なんかそれと見紛ってしまう──と思っけど、こっちが本家本元じゃん。
流行りの自撮りにだって使えるよ。
セルカ棒いらず!
…と調子づいているところ、ふと立ち止まって考える。
── あれ?でもこのままだと子どものおもちゃを取りあげてることにならないか?
うむ。それはエコでもレゴでもなく、単なるエゴだ。
われながら巧いこと云う。
■子どもが欲しがるものをレゴで創ってみる
気をとり直して、子どものレゴは子どものために使ってあげよう。
何がほしい?
── ぷらレールの高架橋が欲しい
じゃあ作っちゃえ。
▲試行錯誤した結果、レゴではなくアンパンマンのブロックラボを採用した
いまだかつてないほど大胆なプラレールの挙動に、子どもも大人もハッスル。
実用的かはさておき、エコでしょ…?
よく考えたら、レゴもプラレールもブロックラボも材料はぜんぶ戴きものだった。
せっかくいただいた材料はおいしく調理し、小さくシェアしていけたらいいと思う。
■あっぷりへんしょん ~レゴはれっきとしたDIY~
レゴを材料ととらえたとき、レゴ遊びは完全なものづくりとなる。
しかもノコギリも接着剤もいらない、実に使い勝手のよい材料である。
レゴで創られたプロダクトが実用的と認められた瞬間、それは「エコロジカル」「プラクティカル」「クリエイティブ」の3要素を満たすことになる。
その3要素を略してEPCと呼んでもいい。論文に使っていいよ。ぼくは使わないけど。
この発想は、ただ単にレゴのおうちを創るだけに留まらない。極論すれば、レゴで本当に住めるおうちを創ろうという発想である。
まあ、本当に創るかどうかは、Do It Yourselfだけどね。