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作曲の『3行レシピ』~理論編~

今日のレシピはこちら↓
・《フレームワーク作曲法》の理想像
・お手本は《おつまみ横丁
フレームワークの理想は「光の三原則」
 

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photo credit: Stéfan via photopin cc
 
 

▼《フレームワーク作曲法》の理想像

前々から《フレームワーク作曲法》の究極はこうあるべきだと思っています。

 

【材料】
《かえるの合唱》を用意します

 

【手順】
(1)【リズム】はテンポを160bpmにして、ツーバスを導入する
(2)【メロディ】をハーモニック・マイナースケールにする
(3)【音色】をオーケストラ楽器+バンド形態にする

 

【実食】

 

というように、シンプルなのが理想形です。

 
 

▼お手本は《おつまみ横丁

おつまみ横丁》をはじめとする料理の3行レシピが一時期はやりましたよね。

 

おつまみ横丁-すぐにおいしい酒の肴185 (池田書店の料理新書シリーズ)

おつまみ横丁-すぐにおいしい酒の肴185 (池田書店の料理新書シリーズ)

 

あれ、まず「3行」ってだけで、ハードルを低く感じさせるカラクリが奏功したんでしょう。
(実際の手間は3行ではないにしても) 

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同じように曲づくりも3行で表現できたら、という想いが《フレームワーク作曲法》にもありました。
 
 

ちなみに《おつまみ横丁》には、旧《シンフォニックメタル塾》が失墜した原因も露わにしています。

 

いちいち「隠し包丁」とは何か、とか「雷切り」のやり方なんてものは解説していません。

 

のっけから中級者向けなんです。

 

いちいち「スケールとは?」から始めるのはそもそも《フレームワーク作曲法》に不向きだったことがわかりました。

 

ありがたや~

 
 

フレームワークの理想は「光の三原則」

で、失敗の本質はわかったのですが、成功の秘訣は?と訊かれれば「光の三原則」と応えるでしょう。

 

たとえば私の好きな色に「シャトルーズイエロー」という色があります。

錬金術師の間でエリクサーとも呼ばれた「シャルトルーズリキュール」の色です。
 
「光の三原則」とは、赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の光ですべての色が表現できるというフレームワークです。
 
中級者向けなので、詳細は省きますが
 
(1)【Red】に「227」を代入する
(2)【Green】に「229」を代入する
(3)【Blue】に「072」を代入する
※16進数であらわすと「#E3E548」です 
 
という手順をふむことで、「シャトルルーズイエロー」がいとも簡単に配合できてしまいます。
 
これは「RGB変換」とかでググれば誰でも体験できます。
例えば、こことか→http://www.kitaq.net/lib/rgb/
 
画家でなくとも、色彩検定を取得せずとも、難解な色が作れる。これがまさに「フレームワークがあたかもプロかのように振る舞うためのチェックリスト」たる所以でしょう。
 
三原則なので覚えやすいし、3行レシピにとても向いています。そして漏れなくダブリなくをまさに実証するもの、それが「光の三原則」です。
 
 

▼あっぷりへんしょん ~MTR変換する~

光の三原則に基づき、RGB変換したことで気づいたのは、まず「MTR変換」ができるレベルにまで《フレームワーク作曲法》をブラッシュアップすることです。
 
それができれば、誰でも(中級者以上なら)カンタンに作曲・編曲ができるメソッドとして成り立つんだと思います。
 
確立された理論を一般向けにかみ砕いたのが「3行レシピ」というわけです。
 
さて、理論をどう確立するか。帰納的に?演繹的に?当面の課題です。