私が《RPGツクール3》に出逢ったのは、まさに「中2病」真っ只中の中学2年生のときでした。
三十路を目前にして今思うのは、あの出逢いが今の自分を形成していると言っても過言ではない、ということです。
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《RPGツクール3》はその名の通り、自分でカンタンにRPGをできる作成できるPSソフトで、ドット絵でキャラクターデザインができる《アニメティカ》が同梱されていたり、音楽作成ソフト《音楽ツクール かなでーる2》で作ったBGMが取り込めるという、中2病患者にとっては夢のようなソフトでした。
▼どんなソフト?
・RPGツクール3(公式Web)
・アニメティカ
・音楽ツクールかなでーる2(公式Web)
▼何に役立ったか
・RPGツクール3
プログラミングを知らなくても自分でRPGが作れることがウリだったソフトですが、物語を作っていく上で、(意識しないにしても)少なくとも「アルゴリズム」を考える必要があったわけです。
RPGツクールでは「スイッチ」という名称でしたが、スイッチ1がONのときはこの場所に来るとイベント1が起きる、選択肢Aを選ぶとイベント2に分岐する、ここにたどり着くと画面遷移、なんてことを脳内に描いて作っていたのです。
現在、文型の私がライスワークとしてSEをやれているのは、RPGツクールのおかげだと思っています。
・アニメティカ
確か32*32マスのドット絵を9枚描いて、キャラクターが歩く様を表現するツールだったと記憶しています。
昔からドット絵が好きでロゴとか絵文字とかよく打ち込んでいましたし、今でもTwitterアイコンやHPのタイトルなど、ドットで描くことは少なくありません。
Illustratorとか使ってみたこともありますが、多機能すぎてついていけず、結局ペイントでドット絵を描くスタイルに落ち着いてしまいました。
・音楽ツクール かなでーる2
同じくPS1のソフトで音楽を作成できるソフト。ゲーム音楽を自分で作れる!と、味をしめてしまったきっかけだったと思います。
それからPC版の音楽ツクールを経て、XGworksやらSOL、Cubaseと渡り歩いてきましたが、原点は《音楽ツクール》だと胸を張って言えるでしょう。
私がいまだにゲーム音楽が好きだったり、ボーカルよりも間奏が長い曲が好きだったり、プログレ・インストバンドが好きなのはすべてここに起因しているのではないかと思うほどです。
▼懐かしい話
これ、PS1の頃だったので、当時は1つのメモリーカードに15ブロックまでしかセーブできないという制限があり、《RPGツクール》だけでも5ブロックとか平気で消費してしまうのに、《アニメティカ》で1キャラごとに1ブロック、《音楽ツクール》で1曲毎に1ブロックを消費してしまうので、オリジナリティを追求すると、15ブロックなんて一瞬で使ってしまうわけです。
PS1のカードスロットは2つしかないので、標準で30ブロックしか使えない。だから1枚で30ブロック記録できるサイズのカードを手に入れたりと、《RPGツクール》のために結構な時間と金額を投資したものでした。おかげで満足のいく作品が出来上がったと自負していたわけですが…
今やゲームとは距離を置いた生活を営んでいますが、(自制しないと廃人になってしまう恐れがあるため)せめて自分が作ったゲームとか音楽が残ってないかなあ、なんて耽っていたところ、確か大学の練習室に持っていったきり置きっぱなしだったことに気づき、目が覚めてしまったのであります。
▼結論
息子が進路に迷いし中2になった暁には《ツクールシリーズ》を薦めてやりたいと思ったのであります。
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