ランニングアプリのGPSが検出されないことありませんか?
せっかく「さぁ走るぞ」と意気込んでるのに、出鼻をくじかれちゃいますよね。
じつは私も最近、Runkeeperアプリで連日GPSが検出できない状況におちいっていました。
しかしながら、いろんな処置を施したことにより、見事復活をとげることに成功したので、今ここに報告したいとおもいます。
おなじ問題に直面されているかたの一助になれば幸いです!
※Android端末を前提に記載しているので、iOSは異なる可能性があります。
- 0.状況と対処結果
- 1.アプリの再起動
- 2.すべてのアプリの終了
- 3.位置情報のON/OFF
- 4.位置情報設定のモード変更
- 5.Wi-FiのON/OFF
- 6.BluetoothのON/OFF
- 7.機内モードのON/OFF
- 8.アプリの権限
- 9.端末の再起動
- 10.アプリのアップデート
- 11.アプリの強制終了
- 12.GPS Testでの検出
- 13.GPS Status & Tool リセット
- 注意点
- Runkeeperの弱点
- あっぷりへんしょん ~極論、ランニングウォッチさえあればいい?~
0.状況と対処結果
対処法を伝授するまえに、まず「どんな状況が」「どのように解消されたか」認識あわせをさせてください。
最近、RunkeeperでGPSが検出できず、ランニングウォッチだけで計測せざるを得ない状況がつづいていました。
▲左下のGPSが「検索中」のままになっている
いままでたまに起きることがあっても、以下の1.~8.のいずれかの方法で解決していたのですが、それでも解決しなくなってしまったのです。
- 0.状況と対処結果
- 1.アプリの再起動
- 2.すべてのアプリの終了
- 3.位置情報のON/OFF
- 4.位置情報設定のモード変更
- 5.Wi-FiのON/OFF
- 6.BluetoothのON/OFF
- 7.機内モードのON/OFF
- 8.アプリの権限
- 9.端末の再起動
- 10.アプリのアップデート
- 11.アプリの強制終了
- 12.GPS Testでの検出
- 13.GPS Status & Tool リセット
- 注意点
- Runkeeperの弱点
- あっぷりへんしょん ~極論、ランニングウォッチさえあればいい?~
そこでいろんな原因を考え、解決策を調べあげ、9.~12.を追加でためした結果、無事解決しました。
▲GPSが「良好」になった(解決!)
ランニングアプリはお手軽なので、使えないとプチストレスを感じますよね。
おなじ問題に直面されているかた向けに、以下、手軽さ順に挙げていきます。
1.アプリの再起動
前回のアクティビティの情報がリセットされずに残っていたり、アプリを起動したままGPSのON/OFFをしたりすると、うまく検知できないことがあります。
いったんアプリを閉じて、もういちど起動し直してみるといかがでしょうか?
原因が「キャッシュ等の滞留?」
2.すべてのアプリの終了
起動中のアプリをすべて閉じるのもテッパンですね。
たくさんアプリを起動していると、メモリが枯渇したりして動作が遅くなることがあります。
GPSの検出問題にかかわらず、すべて閉じてから走りに出ることをオススメします。
3.位置情報のON/OFF
そもそも「OFFになってた^^;」なんて凡ミスはないですよね?
ミスではないにせよ、もし端末のGPSが不具合をおこしていたらON/OFFでリセットされて復活するかもしれません。
4.位置情報設定のモード変更
位置情報がONになっていることを確認したら、一緒にGPSのモードもみておきましょう。
設定 > セキュリティと現在地情報 > 位置情報 > モード > 「高精度」を選択
「モードを『高精度』にしたら解決した!」という声もありました。
5.Wi-FiのON/OFF
4.で確認したとおり、スマホの位置情報はWifiやBluetoothからの情報もとり入れて位置を推定したりします。
Wi-Fiが正しく検知できないことで、位置情報にも影響を与える可能性はあります。
4.~7.はセットと考えて、一緒に設定を確認・変更してみると良いかもしれません。
6.BluetoothのON/OFF
5.項のWi-Fiと同じく、Bluetoothが影響している可能性があるので、いったんリセットしてみましょう。
7.機内モードのON/OFF
これも5.項のWi-Fiのリセットと理屈はおなじです。
位置情報をモバイルネットワーク経由で推定している場合もあるので、一定の効果が期待できます。
GPSにかぎらず、これで通信が復旧することもあるので、おまじない的に試してみてください。
8.アプリの権限
アプリごとに位置情報へアクセスしていいか、許可/不許可が設定できます。
端末本体は位置情報がONになっていても、アプリに位置情報の利用を許可していないと使えません。
以下の手順で、権限がONになってるか確認しましょう。
設定 > アプリと通知 > アプリの権限 > 位置情報
9.端末の再起動
キャッシュなのかメモリなのか、原因が特定できないけど、“とりあえず”やってみると直る確率の高いやつ。
PCでもよくやりますよね?
「困ったときの再起動」
スマホでも有効です。
10.アプリのアップデート
原因が「アプリの不具合」にある場合に効果が期待できる対処法です。
アプリの最新バージョンがダウンロード可能か、Playストアをのぞいてみてください。
他のランニングアプリ、例えばRuntasticやNike+は使えるけど、Runkeeperだけ使えないという場合は、効果が期待できます。
11.アプリの強制終了
ここから先はちょっとマニアックになってきますが、そのぶん効果は期待できます。
インストールされている他のアプリ(のGPS)が干渉していることによって、ランニングアプリ側に影響をおよぼすことがあるとの報告をみつけました。
設定 > アプリと通知 > すべてのアプリ > (アプリを選択)> 強制停止
で、怪しいアプリをかたっぱしから強制停止してみましょう(自己責任で)。
12.GPS Testでの検出
ここから先はさらにマニアックです。
衛星からGPS情報を迅速に収集・ 検知できるツールを使います。
- Playストアで「GPS Test」アプリをダウンロードします
- 起動してすぐは上の「GNSS status」「Accuracy」がセットされていない状態
- しばらくたつと「3D FIX」となり、Accuracyに水色の数字が表示される
- このタイミングでRunkeeperを起動するとGPSが検出される
ただ、Accuracyがヒットしたりしなかったりと、あまり安定しないことがありました。
ここで安定している方は解決といえるかもしれませんが、不安定なかたは
設定 > AGPS > Clear and Update
で、GPSをリセット&再取得をしてみてください。
これでほとんどの場合、解決するはずです。
それでもダメなら、次の項でさらに別のツールを頼りましょう。
13.GPS Status & Tool リセット
こんな技があったのかと感心してしまいますが、受信済みのGPSをリセットし、さらに新たにGPSを高速受信できるアプリのです。
1.「GPS Status & Tool」をダウンロード
2.メニューから「A-GPSの取得」を選択
3.リセットした後、ダウンロードを選択
その後、12.項の「GPS test」を試してみてください。
Accuracyが安定するようになったんじゃないでしょうか。
* * *
これでダメなら端末のGPSがもうイカれてる可能性があります。
修理で解決するかわかりませんが、キャリアのショップに持ちこんだ方がいいかもしれません。
注意点
上記13.の手順で解決した場合、ひとつだけ注意点があります。
「GPS Status & Toolをアンインストールすべし」です。
インストールしたままだと常にGPSを検索し、補正しようとしているようで距離測定が著しくみだれてしまうようです。
▲数mの間に蛇行しまくって異常な距離を記録している
なので、GPS Status & Toolには申しわけないのですが、解消したら「ありがとうございました」の気持ちをこめてアンインストールしましょう。
Runkeeperの弱点
ここまで必死に修復しておいてなんですが、直ったことでRunkeeperの弱点に今さらながら気づいてしまったので報告しておきます。
SITをとりいれてからちょうどRunkeeperの調子がよくなかったので、今日初めてRunkeeperでSITのペースを計測しました。
すると ──
▲ランニングウォッチ(Garmin 230J)の計測結果
▲Runkeeperの計測結果
どうやらRunkeeperは極端な強弱が正確に記録できないようです。
SITは30秒間のみ局地的にスピードを上げるので、おそらく短期間の速度変化は均(なら)されてしまうんでしょう。
ようやく使えるようになりましたが、トレーニング内容によってはRunkeeperは向かないことがわかりました。
(おそらく他のランニングアプリも大差はないんじゃないかとおもいますが、スマホのGPS性能にも依存する気がしています)
番外編 2019/10/03 追記
その後、結局Runkeeperを使うのをやめました。
RunkeeperがダメだというよりもGarminが優秀すぎたからです。
▼詳しくは以下の記事をご参照ください。
もしストレスならいっそのことランニングウォッチにのみ頼る、という選択肢もありです。
あっぷりへんしょん ~極論、ランニングウォッチさえあればいい?~
最終的に
- ランニングウォッチのほうが正確に記録できる
- 分析や地図表示、SNS連携も遜色ない
- なのに、なぜまだRunkeeperをつかい続けてるんだろう
という気づいてはいけない疑問に直面してしまいました。
が、大義名分は、ランニングウォッチで計測できなかったときのセーフティーネットとして。
でも、Bluetoothで接続したりという手間は省けるので、手軽さでいったらRunkeeperが優勢です。
いまやめる理由もないので、Runkeeperアプリとはしばらく付き合っていこうとおもいます。
最期までご高覧いただき、ありがとうございました!