先日、クルマを買いました。
XV(スバル)です。
現時点で納期が1ヶ月ほどかかるそうなので、納車日は未定ですが、今からワクワクしています。
なぜこのクルマに決めたかなんて野暮な話は置いておいて、今回は価格交渉で役にたったテクニックを紹介したいとおもいます。
ライバル車を引き合いに出す必要はない
価格交渉でよくあるのが、他社の競合車種を引き合いに出すという手口です。
例えばXVだったら、CH-R(トヨタ)やヴェゼル(ホンダ)あたりが競合になるわけですが、それらの車種の特徴や価格をチラつかせて、“もう少し何とかなりませんかね~”と迫る。
あの手口です。
しかし、興味もない他社のクルマを調べるのには手間が掛かるし、よほどの演技力がないと営業担当にも本気じゃないことくらい見抜かれてしまいます。
具体的な話をするステージに入ると、ライバル車の見積り同士をぶつけて戦わせることになります。
見積りをもらうということは興味がない競合他社のディーラーにも行って、営業担当の話を聞かなければなりません。
これだけWebや動画サイトで情報が収集できる中で他社のディーラーを回って情報収集するというのは、時間をかけるわりに効果がうすい。
薄すぎるのです。
メーカーや車種を選定する上で、各クルマの特徴や欠点をを知っておくのは良いと思います。
でも交渉材料にする必要はないと思っています。
欲しい車種がだいたい決まってるのに「燃費がいいから10万円安いヴェゼルにしよっかな」ってそれだけでなびくことはないので。
やっぱ一度ほしいクルマを見つけるとこだわりが出てきちゃうんですよね。
本能は理性を凌駕します。
同じクルマを戦わせる
他社の価格と戦わせずに、他にどのように交渉すればいいのか?
それはタイトルの通り「同じクルマを戦わせる」が正解です。
ここから話すテクニックはほしい車種・グレード・オプションがほぼ決まってる段階で使えるテクニックです。
他社になびくかもくらいのステージではまだ使ってはいけません。
それはまだ買う決心ができていません。
ここから先は本気度が問われます。
いいですか?
いきますよ?
では、解説します。
「同じクルマを戦わせる」とは、同じカーメーカーの別会社を回って見積りをとることを意味します。
スバル車を例に挙げると、近隣の
・大垣スバル自動車
・岐阜スバル自動車
・名古屋スバル自動車
の3つのディーラーを回るのです。
クルマの修理業者などで新車の販売代理店になっている会社を含めてもOKです。
同じスバルグループでも資本は別です。
たいてい、県(場合によっては市)をまたぐと別会社になります。
大垣の場合はラッキーなことに、市内に岐阜スバルと大垣スバルの2社がありました。
回ってみるとわかりますが、別会社なので営業ノルマや下取り価格、サービス内容が会社によって違ったりします。
同じ会社内だとベースが一緒なので大幅な価格差というのは期待できません。
別会社というのがポイントです。
競合他社(トヨタやホンダ)を回るより、ターゲットとするディーラー(スバル)だけに絞って回ったほうが、聞きたい話だけが聞けて効率的ですよね?
いろんなスバルで見積りをとってもらいましょう。
それぞれの営業マンがいろんなアプローチを仕掛けてくるのでまた勉強にもなりますよ。
どうですか、この一点集中戦法?
順番が大事。あとは運!
もっとテクニカルなことを云うと、本命は最後にとっておいたほうがいいです。
県境の近くにお住まいの方であれば、3社回れるといいです。
1社目で雰囲気をつかみ、2社目で傾向をつかみ、3社目でたたみかける。
回る順番は2番目に遠いところ、1番遠いところ、1番近いところの順に回るといいです。
やっぱり1番近いところで買えると、後々点検を受けたりするのもラクですからね。
ただ、価格も大事ですが、何よりこの人から買いたいと思う営業マンから買えると1番いいです。
長い付き合いになるかもしれないので。
そこは運ですけどね。
あっぷりへんしょん ~素直でカンタンな価格交渉~
価格交渉はニガテですが、理不尽じゃなく素直な手段で、しっかりと結果が出せたと感じてます。
他にもいろいろ工夫はしましたが、この「同じクルマを戦わせる」戦法だけでもウン十万円安くなりました。
電気屋とかではみんなふつうにやってる方法ですが、クルマでもできるんです。
別会社を狙えば。
新車購入を検討されている方は、ぜひお試しあれ!