昨日の続き。
ランニングエコノミー(筋肉が効率的に酸素を使えること)を鍛えるために縄跳びがいいかもしれないっていう話の続きです。
縄跳びはゴールではなくプロセス
縄跳びは
・下腿の腱の弾性を利用する技術
・筋力発揮を最適なタイミングで、ムラなく、瞬間的に行う技術
をふんだんに使って跳びます。
すなわち縄跳びが跳べるとランニングエコノミーが効率的になり、長い距離を速く走れるんじゃないか?
それに気づいたとき、改めて縄跳びをやる気になりました。
かつては縄跳びで跳ぶ回数が目標になっていましたが、それはあくまで“目標”であって、“目的”ではなかったんです。
しかし、今、 速く長く走れることのためにという“目的”ができたので、縄跳びを跳ぶモチベーションが上がってきました。
縄跳びが「手段」になった瞬間です。
縄跳びは足の速い子どもを育てる
いきなり子どもの話になって恐縮ですが、うちの長男は運動神経が悪いことはないですが、縄跳びが跳べない時期がありました。
親が手本をみせたり、上手に跳べるコツを調べて教えたりしましたが、跳べません。
そもそも本人に「別に跳べなくてもいいや」という気持ちがあったことが透けてみえていたんです。
そこで、「縄跳びが上手に跳べると足が速くなるらしい※」ということをいうと、人が変わったようにやる気を出しました。
※足が速くなるために必要なジャンプ力、瞬発力、体幹、リズム感のすべてが縄跳びで養えるそうです
やっぱり男の子は足が速くなりたいもんです。
足がもっと速くなるならやってみようか。
彼の中で、縄跳びが「目的」から「手段」に変わった瞬間でした。
あっぷりへんしょん ~目的の手段化~
プロセスばかりに目を奪われて、ゴールを見失ってしまうことを「手段の目的化」といったりします。
でも、それも使い様かなとおもいます。
ただ頑張るんじゃなくて、頑張ったその先にどんなご褒美が待っているか。
たまには目的を「手段化」してもいいんじゃないかとおもうのです。
ポジティブな意味で。
こじつけになることもあるかもしれませんが、そうやってうまくモチベーションをコントロールできるといいですね。