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穴場発見!相生山の梅を拝みに行く │ 季節の花ジョギング


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致命的なミスを犯してしまいました。


その結果、目的地の変更で対処することになったのですが、われながら良い判断だったと自負しています。


災い転じて福と成します。


どうぞ。



大きな忘れもの


先週末、父の誕生祝いのために実家に戻っていたのですが、なんとランニングシューズとソックスを忘れてしまったのです。


もともとは大高緑地にある梅園を訪れようとしていたのですが、往復18km。


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普通のスニーカーと靴下で走れるのだろうか ──


という不安を抱えたまま走ってはいけませんね。


案の定、3kmほど走ったあたりで、足に痛みを感じはじめ、心が折れかかってしまいました。


そんなタイミングで、野並の交差点に差しかかると、予想だにしていなかった助け船が待っていたのです。


写真を撮り忘れてしまいましたが、交差点の案内板に相生山の地図があり、「梅林の小径」という記載をみつけました。


これだ ──


その場で即決し、急遽目的地を「相生山」に変更することにしました。



相生山の梅林


相生山というくらいなので、入山口まで少し登ります。


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が、入り口にはすでに梅がお出迎え。


幸先が良いです。


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まだ、登山マップでいうところの相生口(右下)の入り口なので、「梅林の小径」までは山道を入っていく必要があります。


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竹林を駆け ──


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抜けたと思ったら、次は階段。


こんなトレッキングコースは、むしろソールの薄いランニングシューズじゃなくて良かったかも…


ま、ちゃんとランニングシューズを持ってきていれば、ここに来ていなかったワケですが…


と自問自答しているうちに、ひらけた場所にでました。


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梅だ!


梅林の小径です。


独り占めです。


名古屋市の梅の名所を調べても、まったく引っかからなかった相生山ですが、穴場スポットをお探しならオススメです。


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確かに本数は多くありませんが、人混みにまぎれて観梅するよりかは、気持ちよく観賞できることうけあいです。


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帰路は梅を拝めたせいか、足の痛みを忘れ、快適に走ることができました。



あっぷりへんしょん ~なぜ名古屋に梅林が多いのか?~


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結局、帰宅してから家族で大高緑地の梅園にいきました。


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▲ジョギングで行こうと思ったところに家族で行く、ジョギングあるある



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ディノアドベンチャーついでに。


今回地元を走っていて気になったのですが、名古屋ってやたら梅多くないですか?


天白区にある農業センターでしだれ梅が拝めるのですが、前日にいこうとしたところ、駐車場に入るのも一時間以上待っていたようでした。


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それを知ってわが家は急遽愛知牧場へ逃げたくらいです。


それくらい梅がたくさん咲いてるんです。


梅園じゃなくても住宅街のいたるところに梅林があるんです。


他の街のことはくわしく知りませんが、大垣では見ない光景です。


母が実家の周りも家が建つまでは梅林だった土地が多かったと云っていました。


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▲こんな感じに区画の合間あいまに梅が植わっているのです


梅が名産でもないのになぜだろう?


地主さんに確かめられるのが一番ですが、おそらく土地の税金対策なんでしょう。


更地だと宅地として高額の固定資産税が徴収されますが、農地であれば宅地の1/3~1/5程度の税金に押さえられます。


ただし、農地として登録するには「実のなる植物」を植える必要があります。


単に「花が咲く木」では認められません。


プロの農家でない限り、そんなに大きくない土地を田畑や果樹園にするにはメンテナンスが大変です。


でも梅ならどうでしょう。


一応実が収穫できるので、「実のなる植物」の条件をクリアしています。


しかも収穫に大きな投資も要らないし、最悪収穫できなくても、また勝手に実はなります。


駐車場や賃貸契約するには初期投資などリスクがあるので、使い途が見つかるまでは梅林としておくという地主さんの知恵なのでしょう。


土地がなくなるほど人は住んでないけど、ガチで農業するほどでもない、という地域にもしかしたら梅がたくさん植わってるのかもしれないですね。