リフレッシュにも、クロストレーニングにも、うってつけ。
ランナーにとってのプールの効用について体験談をまじえながらご報告いたします。
プールを開拓しよう
今年は昨年につづき、鈴鹿のアクア・アドベンチャーに犬山のモンプルとお気に入りのプールに行けた。
一方で大垣市民プールや長島スパーランドなんかの人が多いプールは敬遠することにした。
もう、ほとんどの屋外プールは8月末で終幕をむかえる。
あと一回!
今夏の締めとして、ちょうどいいところを発掘したい。
来年につなげられるようなプール、どこかないだろうか?
ふと、ぼくが幼いころ、祖父につれていってもらった記憶のあるプールが近くにあったことを思い出した。
「糸貫川プール」だ。
糸貫川プール
くわしくは本巣市のホームページをご参照されたいが、大人400円で流れるプールもスライダーも25mプールも泳げるなんて最高じゃないか。
でも市民プールならそんなもんかもしれない。
大事なのは、“混雑度”である。
大垣市からクルマで約30分のところに、そのオアシスはあった。
結論からいうと、最高だった。
日曜日にもかかわらず、大垣市民プールほど人がいなくて、場所取りも余裕。
カラダをのびのびと動かして泳げる。
またまた家族全員で気に入ったプールであった。
来年、もし土日に来るならここに来ようと思わされるプールであった。
プールの効用【5つ】
以前も書いたが、プールで泳ぐことによって肩こりが解消された、というのはぼくの中では衝撃的だった。
常日頃から肩こりに悩まされているからだ。
そして、今回はさらに衝撃的な恩恵を享受することになった。
足の筋肉痛が一気に軽減されたのだ。
前日に24kmランを終え、当日の朝はものすごい筋肉痛だった。
手すりなしじゃ階段を下りられないくらい、相当な筋肉痛だった。
が、プールで遊泳後、気づくのすら遅れてしまうくらい、足の筋肉痛がまったく疼かなくなっていたのである。
そういえば、ランニングコーチの青山剛氏は著書『仕事ができる人の「走り方」』の中で、「水の恩恵を上手に受けよう」と提言されていた。
その内容を簡単にまとめると ──
- 水中は陸上の10分の1の重力となるため、足腰に不安があっても負担を軽減して動ける
- 水中は約12倍の抵抗があるので、短時間で負荷を与えることができる
- 水中は空気中に比べて約100倍の圧がかかるので、血液循環を促進し、疲労回復効果が期待できる
- 水中では体温が下がるので、カロリー消費が上がり、暑い時期にはクーリングダウン効果も得られる
- 泳ぐことで肩甲骨の使い方が滑らかになり、ランニングフォームが改善される
水中での運動はこれだけメリットがある。
仮にどこか痛めて走れなくなったとしても、「走れなくても泳ぐことはできる」のである。
そしてそれが、結果的にランニングへいい影響をもたらすようだ。
何よりトレーニングへのいいアクセントとなり、モチベーションを維持する効果も望めるという。
プールが疲労回復に役立つというのは科学的な根拠があるのだ。
くだんの青山氏は「レース後に確実にやっておきたいこと」として、大胆なアドバイスをされている。
一番のオススメは、レース後にプールに入って泳いだり歩いたりしてカラダをクールダウンさせ、しっかりと筋肉をほぐしておくことです。
相当なスイム信者である。
ホノルルマラソンのあとはその足でビーチで水に浸かったりするらしい。
同じ“青山”として見習いたいものである。
屋内の温水プールへ
屋外のプールはほとんど8月いっぱいをもって営業終了してしまう。
でもこんな快適な設備が期間限定でしか使えないなんてもったいなすぎる。
せっかくプールの良さに気づけたのに、またの利用は一年後なんてせつなすぎる。
ということで、近場で年中入れるプールを探してみたので、備忘もかねて記しておきます。
家族で、またはクロストレーニングに、定期的にかよってみたい施設である。
あっぷりへんしょん ~プール嫌いが一転、プール信者に!~
思えば子どもがうまれるまでは、まったくプールなんて興味がなかった。
むしろ濡れることを毛嫌いするようなタイプだった。
けれど子どもが水遊びをするようになってプールの愉しさを知り、ランニングをするようになってプールの恩恵を実感し、すっかりプール好きになってしまった。
プールグッズがそろってきたのも大きいとおもう。
もう季節の問わず泳いでいきたい。
今、プールをさがしていたら、来年行ってみたい穴場?的な屋外プールを発見した。
朝倉運動公園 町民プール
来夏、是非ここにもチャレンジしてみたい。
泳ぐ、を創ろう。