あっぷりノート

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大きなお世話を、小さなお世話に。

美しくて面白い!桝形づくしの美江寺宿をなぞる │ 中山道サイクリング

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中山道めぐりの一つとして、美江寺宿に行きたかった。


でも、先週は台風で行けなかった。


クロストレーニングとして、30km程度のサイクリングをしたかった。


でも、先週は台風で行けなかった。


台風による延期でフラストレーションがたまっていたというのもあるが、美江寺宿のクオリティも相まって、ものすごく充実した中山道サイクリングとなったので、すこしでも分かち合えればいいと、ここに記しておきます。



大月浄水公園

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ふだんモレラ岐阜に行くときに抜け道でつかう道。


通るたびに整備された公園だなとおもっていたが、まさか旧中山道だったとは。


ただ、どう美江寺宿と縁があったのかは不明。


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なぜか案内板がしっかりとしつらえてあるので、ここで美江寺宿の全貌を頭にいれて本陣をめざします。


本陣跡地

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本陣は姿を消し、いまは民家となっていた。


美江神社


本陣跡地からさら北上すると、鳥居がみえる。

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道のつきあたりに鳥居なんて萌えるだろう。


美江神社の粋な計らいである。


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ただ、参拝してたら蚊にさされた。


境内には、秋葉神社が。


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宿場町だもんなぁ、秋葉は火除けの神様なのだ。


その役割を引き継いでか、ちゃんと「消防水利」がここにあるのも、粋である。


美江寺

美江神社のすぐとなりに美江寺がある。


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云わずもがな、これが宿場の由来。


この観音堂は信長の命で建てられたとか、そうじゃないとか。


桝形

何といってもこれがこの宿場町の最大の魅力じゃないだろうか。

桝形のオンパレードなのである。


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念のため説明しておくが、「桝形(ますがた)」とは、敵の侵入を防ぐために直角に曲げた道のことで、江戸幕府は宿場に防塞施設としての機能も持たせていたことから、宿場町の随所にみられる


ぼくはその桝形フェチなのである。


今は桝形のつきあたりも道路が開通してしまってはいるが、当時の趣もしっかりとのこしている。


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これはたまらん。


小簾紅園(おずこうえん)

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最後は、締めにふさわしい「小簾紅園」。


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1861年。仁孝天皇の娘、孝明天皇の弟である和宮(かずのみや)が、14代将軍徳川家茂に嫁ぐときのこと。


なんだか高校の日本史をおもいだす、懐かしい顔ぶれである。


京都から江戸にむかう和宮が、船で旧呂久川(現揖斐川)を渡る際、簾ごしに紅葉の美しい庭園をご覧になりたいそう気に入られた。


そのシチュエーションが「小簾紅園」の由来。


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▲たしかに紅葉の季節は気品が漂いそうな佇まい

そのゆかしい景色を望み、和宮は一句を詠まれた。


おちてゆく  身と知りながら  もみじ葉の 人なつかしく  こがれこそすれ

自身と紅葉に重ねられ、「木枯れ」「焦がれ」をかけたのであろう、俳句。


今ほとんどの人がタッチタイピングできるのと同じくらい当時はみんな俳句が詠めたのだろうか。


教養、リベラルアーツである。


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▲この8月でさえ、サルスベリと鯉の共演が雅やかである



この出来事を記念し、自治体が保存すべきと一致団結して整備してきたのが、この小簾紅園なのだ。


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▲左にみえる石碑に和宮の句が刻まれている



この和宮のエピソードにおいて、ひとつ腑におちなかったのが「揖斐川を渡りながら庭園を望むには、だいぶ距離がはなれている」という点である。


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▲これではいくら目がよくても見えないとおもう



しかし、呂久川の渡しの説明をみて、合点がいった。

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うねっていた呂久川は改修工事により直線へと整備され、現在の揖斐川とは位置が変わっていたのだ。


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▲だから面白いことに、本来、揖斐川をさかいに市境となるはずが、呂久川の名残で呂久地域だけ揖斐川の西側まで瑞穂市となっているのだ



くぅーーー


おもしろすぎるぜ、美江寺宿


まだまだ意外と見処がおおく、今回すべてを見きれなかったので、また訪れたい宿場町であった。


あっぷりへんしょん ~サイクリングの可能性~

サイクリングで30km弱走ってきたが、ほとんど疲労なく帰ってこれたので、療養にはなったかもしれないが、はっきり云ってクロストレーニングにはなっていないとおもう。


自転車で走るならやっぱりロングライドを目指さないとトレーニングにならないんだろう。


おせじにもペース配分や時間の有効活用がうまくできたとは云えないので、どこまで行くのにどれくらいの時間が必要なのか、を計画立てて臨めるようにしたい。


できればもう一度、美江寺宿をおとずれて五六川のほうまで足をのばしてみたい


ちなみに今回のサイクリング実績がこれ。

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目安としては2時間で30km程度


ランニングの1.5倍くらいのスピードとおぼえておこう。