一日のなかで、ランニングはどの時間帯に走るべきか。
おおむね選択肢は「朝」か「夜」、どちらかだろう。
タイトルにもあるとおり、僕はだんぜん「朝」をおすすめする。
それは「行く先々で景色をひとり占めできるから」にほかならない。
朝ランニングをはじめてもうすぐ1年たつが、僕はこのメリットだけで朝走る価値がじゅうぶんにあるとおもっている。
とくに観光地なんかではものすごい威力を発揮するので、ぜひともお試しいただきたい。
云いたいことは以上だが、もしお時間あるならもう少しくわしく説明させてください。
■視界が良好であること
朝走ると空気がすんでて気持ちがいいとか、ダイエットに効果的とか、体のスイッチが入る、みたいなことをアピールする向きがある。
でも、ぶっちゃけそういう精神的なこととか科学的な説明はどうでもいい。
そんなに実感したことないし。
それよりももっと物理的にわかりやすいメリットが、くだんの「景色の独占」である。。
説明するまでもないかもしれないが、「朝」が景色の独占にむいているのは
・視界が良好であること
・みんなが活動する前の時間帯であること ※
が一役かっている
※感覚的に5時から7時くらいのあいだと思ってます
じつに当たり前のことを云ってしまったが、その「視界が良好」というのは、バカにできない。
裏をかえせば、夜は視界がわるい。
夜は車にひかれそうになるのである。
僕も2、3回、日没頃に走ったことがあるが、命の危険をかんじたので、極力避けることにしている。
要するに、朝はしると車にひかれるリスクも低いはずなのだ。
夜のほうがライフスタイルや体質にあっているなら別だが、どちらかを選べる状況にあるなら僕は「朝」をおすすめする。
では最後に、実際に「景色の独占」を実現した例を紹介してしめくくろうとおもいます。
■金沢市街、赤坂宿の景色を独占
だいぶ寝かせていたが、9月に走った金沢市内を例にとろう。
北陸新幹線が開通してから激混みとなってしまった金沢市街だって、朝なら景色を独占できる。
このように ──
金沢城も
21世紀美術館も、
武家屋敷も、
基本的にひとり占めなのである。
ただ、朝ランニングの唯一の注意点があるので、きをつけてほしい。
開館(開園)時間がさだめられている施設なんかは、入場できないケースが多いのだ。
▲このように兼六園は入れない
でも、走りおえたあと、ホテルのラウンジだってひとり占めできるというオマケが期待できる。
おすすめです。
さいごに。
観光地でなくとも、近郊のランニングコースでも同じように景色を独占できるので紹介しておきたい。
題して「ジョギングで景観遺産を詣でる」である。
お察しとはおもうが、いちばん伝えたかったのはここである。
今回、赤坂地区の景観遺産を4件、いっきに制覇してきたので、いっきに載せておく。
どうぞ。
#24 旧清水家住宅
#26 鹿光堂
中山道なのにぜんぜん人もクルマもいないでしょ。
#27 増田家住宅(お嫁入り普請探訪館)
#69 竹中邸(赤壁)
だいじなことなので何度もいうが、このように景色をひとり占めできるので、ぜひランニングするなら「朝」にされたし。