手作りままごとキッチンの中でも、先人のみなさまが試行錯誤された結果、個性がよくあらわれてるとおもうのが、シンクの蛇口(水栓)である。
ぼくも例外ではなく、ホームセンターに入り浸りながら最適なものを模索しつづけた。
その結果、リアリティのある水栓をみつけたので紹介したい。
■水栓
その水栓とは ──
▲三栄製のパイプ
本物だからリアルなのはあたりまえである。
本物にまさるものはない。
付け方は天板をくりぬき、同じく三栄製の結合部品(JT20)を裏から取りつけて、水栓をかませるだけ。
水栓の部品って武骨でかっこいい。
シルバーという色がしっくりくるかが心配だったが、シンクがそもそもシルバーなのでまったく違和感はなくとけ込んでくれたとおもう。
蛇口のツマミは省略して、タッチレスのセンサー付きということにしている。
もし、ままごとキッチンのシンク回りのアイデアに困ったら参考にしていただけると幸いである。
■コンロ
あと番外編として、ついでにコンロも紹介しておきたい。
コンロはカーマ21でたまたまみつけたゴム板。
直径100mm・厚さ10mmのでちょうどいい大きさ。
これはシンプルにセメダインで固定するだけ。
ゴム板はクッション性が高いので、こどもがガシガシ使ってくれても安心である。
まあ、使ってくれれば、の話だけど。
■あっぷりへんしょん ~アップデートがユーザを惹き付ける~
今回、水栓パーツをつけたことで以前よりこどもたちが遊んでくれるようになった気がする。
改良できるのは手作りの良いところだろう。
そうやって遊べるサイクルを廻していけるといい。
こどもたちは小さな変化にものすごく敏感である。
それがよいバージョンアップなら、より使ってくれるようになるし、改悪なら使われなくなる。
それは、ままごとキッチンにかぎらず、何でもそうか。
制作者は気がぬけない。