ぼくがバイブルとして拝めている書籍に『ハイコンセプト』がある。
その中からキラーセンテンスを抜粋したい。
普通の人が、一日にトースターを使う時間はせいぜい15分である。残りの1425分間、トースターは飾られているだけなのだ。言い換えれば、トースターにとっての一日の1%が「実用性」を発揮する時間で、99%は「有意性」を示すための時間である。それなら見た目が美しいほうが良い。
(頁145~146)
350ページほどあるこの本の中で、ここに機能よりデザインを重視すべき理由がつめこまれている。
■音声合成とは
突然とっぴなことを云いだして申しわけない。高価なボーカロイドみにはリスクがあるので、まずは腕試しに石橋をたたいてみようという魂胆である。
無料のわりにクオリティが高いという評判なので、期待できよう。
■8小節 × 5トラックルールを適用する
無料とはいえ、使いこなせるかは別である。■キラーセンテンスを歌詞にする
ぼくは歌詞をかくのがニガテなので、ビジネス書の著者からインスピレーションをうけてかく。
そこで、冒頭にかかげたバイブル『ハイコンセプト』のキラーセンテンスから着想をえよう。
これを要約すると「使ってない時間よりも置いてある時間のほうが長いなら、デザインが優れているほうがいい」ということだろう。
このキラーフレーズを歌詞にしたい。
Hi-Concept
BbM7 C7 Am7/C D7
トースターは1日15分使うだけでBbM7 C7 Dm7
それ以外は 飾っているならA7
美しいほうがいい
たった8小節という制約がおのずとシンプルにさせる。
その8小節という短さが、心理的なハードルも下げてくれる。
そしてお待ちかね、音声合成にボーカルを任せた結果が、コレだ ──
聴いておわかりのとおり、8小節では完結しきれてない。
続きを匂わせるような曲になってしまった。
もちろん、ここにはもっと聴きたくなったでしょ?と聴き手をじらす作用もある。
えっ?そうでもない?
そりゃあそうさ。
云ったでしょ。ぼくのアイディアになかなか人はついてこないって。
■あっぷりへんしょん ~音声合成、オモシロイ~
新しいことに挑戦するというのは刺激的で人生を豊かにし、幅をひろげてくれる。
ひさびさにワクワクして眠れなくなったほどだ。
出来不出来はさておいて、音声合成、オモシロイ。
音声のプロパティとかよくわからなかったのでWebを参考におまかせモードにしている。
男声用ライブラリもある?ようなので、もうちょっと追究してみたい。