「目の前の仕事に全力で取り組んで行く中で何かが見えてくればと思っております」
情況はまったく異なれど、見ならいたい心構えである。
■なぜ走るのか
昨年末、キング・オブ・コメディの解散と同じようなタイミングではじめたジョギング。
目的はとくにない。
走ることが生活や仕事によい効用をもたらすというような主張をいろんなところで見聞きしてきたが、健康のために、脳のために、という目的は結果が見えにくすぎて、三日坊主フェチのぼくにとっては魅力はうすい。
とりわけ走りはじめた動機が、単に「天気がいいのにもったいない」という感情だったため、モチベーションは天候に左右される。
そんなブレやすい軸の中、じゃあ何のために走るのか ──
今野氏の言葉をかりるなら
「走っていく中で何かが見えてくればと思っております」
という答えになろう。
つまり「走る目的は、走りつづけて見つけだす」ということに他ならない。
…ちょっとかっこよく飾りすぎたので、ひとこと補足。
走りはじめて3週間足らずの戯言なので、話半分できいていただけると幸甚です。
■走りつづけるために何をするか
いずれにせよ、いまの使命は「つづけて走ること」である。
つづけて走るには気合いだけでは足らない。
目標を達成するには道具が必要だ。
ということで意識の高いぼくはAndroidアプリをたよることにした。
実績を記録できる機能、リマインダー機能をそなえてさえいれば良い。
そこで、おなじような機能のアプリを集め、消去法で比較・検討することにする。
結果、完了マークがすこしダサい「KeepDo! 」を採用した。
ただ、走りはじめた動機が「天気がいいのにもったいない」という感情だったので、いくら道具にたよっても、悪天候だとまったくモチベーションアップにつながらないのが残念である。
今週は天気がくずれそうなので、また体がなまっちゃうかもね。
■あっぷりへんしょん ~犬も歩けば棒に当たる~
走りつづける中で、何かみつかるかもしれないのは確かにワクワクする。
夏に海行くためにカラダをしぼる、とか
親子競争でいちばんをめざす、とか
スピードや距離を追求した結果、サイクリングをはじめるかもしれない。
動いていれば何かにぶつかるだろう。
しかし、よくかんがえてみれば、この論理は走ること以外にも通用する。
たとえば
「ダラダラしていく中で何かが見えてくればと思っております」
と云っても成立する。
ものは言い様なのである。
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