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【観察日記28】おりがみでブラキオサウルスの全身骨格を織りなす

恐竜の名前は学名なので、大半はギリシャ語でつけられる。

ティラノサウルスが「暴君トカゲ」、トリケラトプスが「3本角の顔」という意味なのは有名な話だろう。

分解するとわかりやすい。

たとえば、ギリシャ語でティラノは「暴君」、サウルスは「トカゲ」。

トリは「」、ケラトは「」、オプスは「」というギリシャ語。

だからトリケラトプスは3本角の顔なのだ。

では組合せをかえてみよう。

ケラトサウルスはどんな意味だろうか。


ヒントはこれ↓


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そう。「角トカゲ」という意味なのだ。

おもしろいだろう。


いや、ギリシャ人にとっては何もおもしろくないかもしれない。

でも日本人のぼくらはこれを楽しまないわけにはいかない。

パズル的要素がつよいのだ。

テトリスに飽きた方は、あたらしい恐竜の名前の意味を詮索するのがたのしいのでオススメである。

(逆にギリシャ人は「木」「森」とかいう漢字をみて楽しんでることだろう。今はそれどころじゃないかもしれないが。)


このように、実態にそったネーミングならまだいいが、恐竜の生態なんてものは、長年研究されるうちにくつがえされていく。

だから、発見当初に実際の生態や容姿と異なる名前をつけられたあわれな恐竜もいる。

たとえば「卵泥棒」の意味をもつオビラプトルは実は自分の卵を守る恐竜だったことがわかった。

濡れ衣を着せられても、学名がくつがえることはないから、生涯「卵泥棒」の十字架をせおわされることになってしまうのだ。

おもしろいだろう。

ではブラキオサウルスはどんな意味だろう。


正解は ──「腕のトカゲ」である。


後足より前足のほうが長いからそう名づけられたのだ。


そのバランスの悪い四肢のせいで、組み立てるのが至極むずかしい。


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新たなアイテムを投入してむりやり立たせる。


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ストローとマスキングテープである。

こうやって、

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こうして、

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つなげる。

もちろん、カッティングマットの上なので
仮置きではあるが、まだ不安定だし、どう仕上げようか、皆目見当もついておりません。


(続く)


■成果物
・足場の仮止め

■作業時間
・30分