僕が枕草子を書くなら、夏はこうだ。
「夏はウクレレ。湿気のおほく蔓延りたる。梅雨の頃はさらなり。夕べにはアロハシャツを纏いて音を爪弾くこといとをかし」
ウクレレにふさわしい季節になってきた。さあみんなアロハシャツに着替えて梅雨をぶっとばそう。
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ウクレレは本当に手軽な楽器。ストラップなんかなくても腕で抱えながら弾ける。
でもしばらく弾いているとスラム奏法がやりにくいことに気づく。やはり抱えたままだと、右手の動きに制約がでてきてしまうからだ。
だからストラップをつけて両手をフリーダムに解放してあげたい。
こういうのが。
これはこれでネックストラップみたいで粋なんだけど、ギタリストあがりの僕としてはギター用のストラップを付けてみたい。
楽器屋でウクレレストラップを片手に店員さんにストラップピンの売場を訊ねたら「ウクレレもギターも弾かれるんですね」と云われたが、まさかギターストラップをウクレレにぶっ刺すなんていう無謀なチャレンジを企んでるとは云えず、「ええ、まあ」とやり過ごすしかなかった。
まず以下の4アイテムを用意します。
・ウクレレ(MAHALO製の青山モデル)
・余ってたストラップピン
・妻のギターストラップ(AMEMIYAとお揃い)
・キリ
▼ウクレレのストラップ事情
ウクレレ用のストラップってのがある。▼ギターストラップをウクレレに装着する3つのステップ
さて、楽器屋にはめぼしいアイテムがなかったので自作しよう。・ウクレレ(MAHALO製の青山モデル)
・余ってたストラップピン
・妻のギターストラップ(AMEMIYAとお揃い)
・キリ
(1)ウクレレのおしりに狙いを定めて穴を空けます
(2)邪魔が入ったらうまく去なします
(3)ストラップピンを通します
完成!
格段に弾きやすくなった。音の変化を懸念していたが、開放的になったぶん音が広がるようになった(気がする)。
ヘッド側はヒモで結ぶ。
▼あっぷりへんしょん ~こんなにコストパフォーマンスの高い楽器があるだろうか~
このMAHALOさんのウクレレは1980円だった。こんな安価で高パフォーマンスな楽器はほかにあっただろうか。
ありがとうMAHALOさん。
生粋のウクレリストにとってはとんでもない話だろうが、僕の泥のような学生生活に7年間添い遂げ、息子から蹴る殴るの暴行をうけてもなおたくましく筐体を響かせている。
そんなMAHALOさんが僕のウクレレ観を偏らせてしまったのかもしれない。
(あくまでMAHALOさんを称賛する意味であり、決してウクレレを軽視しているわけではありません)
そのタフさは、ギターを前に二の足を踏んでいた試みも、抵抗なくチャレンジさせてくれる。
まだまだMAHALOのロゴを修復したり、ピックアップをつけたり、挑みたいことは山積している。
僕はビーチが好きじゃないので岐阜の山奥でウクレレの布教活動をするよ。
これからもよろしく。
(あくまでMAHALOさんを称賛する意味であり、決してウクレレを軽視しているわけではありません)