今回は「形容詞を使わない」「慣用句を使わない」というルールを課して臨んでみる。
なぜならライターの上阪徹氏がそう奨めてるから。それだけだ。
(2)読んでもらえないことを前提に、冒頭から面白く、読み手に発見や驚きがあるか確認する
(3)形容詞や慣用句を使わず、平易な文章を心がける
▼形容詞とは?慣用句とは?
形容詞は、「●●しい」というようにモノやコトの有り様を表す語句だが、広い意味では「●●的」というのも含まれるらしい。第2章・伝わる文章はここが違う
第3章・プロ文章家の心得
第4章・「話す」よりも「聞く」のが大事
第5章・プロの取材はこう行う
第6章・「書く仕事」のキャリア作り
第7章・「職業文章家」として生きる
▼エッセンシャル版
まずはこそぎとった内容をエッセンシャル版にまとめよう。所感は後ほど書くことにする。── 誰にいちばん伝えたいのか、その人の顔を、思い浮かべて書く
── まずは、優先順位の順番で紙に書いてみる。「伝えたいことリスト」の作成。そして、どういう順番で文章を構成するのが一番いいのか、「伝えたいことリスト」を前に考えてみる。
── 導入に、最も印象深い内容、気になる内容を盛り込み、出だしに気をつける。基本的には読んでくれないもの。読み手のことを考えたら、冒頭から少しでも面白く読んでもらうことを意識するべき
── 「読み手はきっとこういうことは知らないだろう」ということを書く。できるだけそれを多くする。忙しい時間を割いて文章を読んでもらう。読み手に何かメリットがなければ申し訳が立ちません。
── 「文章がうまいね」と言われたいと思いながら書いている文章というのは、じつは読み手にその思いそのものが感づかれてしまう。そして、そう感づかれた瞬間から、読者はそう思ってくれなくなります。
── 形容詞は使わない。数字や事実を意識する。それだけで文章は変わっていきます。
── 文章では「どう書くか」ではなく、「何を書くか」のほうがはるかに重要
── どうすれば読みやすくなるのか。まずは、できるだけ平易な言葉を使う。使い慣れていない言葉を、文章だからとわざわざ使うことはない。難しい感じが1文字あるだけで、文章を追っていた目が止まってしまうことがあります。
── あまりに安直に慣用句が使われているケースをよく目にします。しかし、「相場観」によっては手垢のついた表現に思えてしまう。それが、ポンと普通の人の文章にあるだけで、なんとも新鮮味のない文章に見えてしまう。
▼事実を書く?副詞を使わない?
3つにまとめるとどうも他の「文章術」系の本に書いてあったことと同じようになってしまうが、形容詞と慣用句を使わないというのは新鮮だった。本人はどう捉えたか分からないけど、
▼あっぷりへんしょん ~目的にあった文章を書く~
もう「形容詞・慣用句禁止」ルール解除していいですか…なんかうまく息ができない。要は自分の尺度ではなく、客観的な事実をもって伝える。 その際、よく分かっていないことばや曖昧な言葉で表現しないということ。
…と、反省しかけたが、別に伝わりやすい文章を書く必要はないことに気づいた。
テクニック重視であえて分かりづらい文章を書いても良い。世の中には分かりにくいことがカッコいいとされる境地もある。それがテクニックや個性を披露するステージだから。
分かりやすい文章を書かなければならいときに限り、上述のルールを適用すればいいのであって、あとはTPOに応じた文章を先人たちから吸収していけばいいと思う。
つまり、目的を見失ってはならないということだ。
分かりやすい文章を書かなければならいときに限り、上述のルールを適用すればいいのであって、あとはTPOに応じた文章を先人たちから吸収していけばいいと思う。
つまり、目的を見失ってはならないということだ。