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自分色に染めるために遺伝子を組み換えまくる ~理論編~

フレームワークは苦手分野でこそ役立つはずだし。
 
ということで、今回は門外漢の私が『フレームワーク作曲法』を活用して「町のテーマ」の難題をクリアできるか、挑んでみようと思います。
 

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photo credit: Toni Blay via photopin cc

 

以前、苦手分野はテンプレを使い回すことを提案しました。そのときはテンプレの代表として「コード進行」をピックアップしたわけですが、今回はフレームワークMTR)に対してテンプレを使いまくることで、どんどん自分色に染めていけるのか検証してみます。
 
 

フレームワークに対して「守破離」を取り入れてみる

 一旦復習ですが、「守破離」は先人から真似び、型をやぶってオリジナルへ昇華していく道のりを云います。

 

その「型」にはテンプレートを使うのが良いです。テンプレには先人の実績という後ろ盾があるし、ひな型があることによって作業がアジャイルになるので「守破離」を追求していく上で非常に役に立ちます。
 
詳細は過去のエントリーをご参照あれ。 
 
苦手分野は先人のテンプレを使い回す - あっぷりノート
テンプレ作曲術

続・苦手分野は先人のテンプレを使い回す - あっぷりノート
続・テンプレ作曲術

「テンプレ作曲術」では、コード進行のみをフィーチャーしてましたが、コード進行に限らず、いろんなMTRをテンプレ化することで、もっと独自センスの光る作品にできるのではないかと思い立ったのです。
 
 

▼自分色に染めてみよう!

守破離さながら、お手本から借用したテンプレートを組み合わせては分解して、独自のアレンジをほどこしていく過程はまるでお手本同士のDNAを配合していってオリジナルへ組み換えていくような作業に感じます。いわば、遺伝子組み換えミュージックです。TGM(TransGenetic Music)です。新ジャンルみたいでいいですね。
 
例えば、
 
簡単な例は上述の「テンプレ作曲術」でもやった、
1.先人のコード進行を真似る
2.そこに別のメロディーを乗せる
3.別のコード進行に換える
というような方法です。
 
同じように
1.先人の歌詞を真似る
2.そこに別のメロディーをつける
3.別の歌詞に換える
ということで、オリジナル楽曲にすることもできます。
 
より高度になってくると、
1.先人の映像(PVや映画、CG)を借りる
2.そこに新しいテーマソングをつける
3.別の映像をあてがう
というような手順でオリジナルムービーが作れます。
 
 
以前、「ゴダイゴのガンダーラがなぜ洋楽っぽいか」っていうTV番組を見て、「まず英語の歌詞を基に曲を作り、完成後に改めて日本語の歌詞をつけ直したから」と知ったとき、まさに「テンプレ作曲や!」と震えたのを覚えています。
 
 

フレームワークにテンプレートを当てはめていく

フレームワーク作曲法』として考えているのは、以下のようなメソッドです。
※盗作にならぬよう、注意!
 
【Melody】
     編曲も作曲のうち。変奏曲やパラフレーズは編曲の発展形です。
     よって、モチーフの変形などで行きましょう!ボク、これ大好き。
 
     コード進行はお手本から拝借してしまう(テンプレ)
     メロディとの兼ね合いで必要に応じて修正すればいいです。
 
【Tone】
     お手本は得てして相性の良い楽器同士を使っているもの。
     よって、これもお手本から拝借してしまいましょう(テンプレ)
 
【Rythm】
     曲のジャンルが決まってると即決しやすいです。
     ジャンルが決まってなければ、お手本のテンポや拍子、ビートを借用しましょう(テンプレ)
     何だかんだで、リズム隊は一番大事ですからね。
 
このMTRフレームワークの中身に、具体的なお手本の各テンプレート(コード進行や楽器編成、テンポ等)を入れていくことで、独自性を追求できるのではないでしょうか。
 
遺伝子はお手本だけどセンスはオリジナル!で次回から苦手分野の曲作りにチャレンジしていきます。
 
 
To Be Continued...